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【自分史上切なさ№1】見る人の感性で感想が違うサマーストーリー

2020年5月12日

動画配信サービスが充実し、かなり便利になっています。

ほとんど全ての映画を網羅しているかの様に思えますが、やはりそうでもありません。

いつものように利用して、映画を見ていたら、ふっと思い出した映画がありました。

当時はまだDVDもブルーレイもなくて、レンタルビデオ屋さんでVHSビデオを借りて見たのですが、多感な頃でもあったせいか、こんなに切ない映画があるのか!って、話しに引き込まれ、ラストで泣いてしまったことを覚えています。

ジョン・ゴールズワージーの短編小説「林檎の樹」を原作にした「サマーストーリー」という、1988年に上映されたイギリスの映画なのですが、ストーリー自体は単純なものです。

ただ、イギリスの田舎がとてもきれいで、それだけで引き込まれてしまいました。

足の怪我をきっかけに、主人公フランクが村に滞在するのですが、そこに暮らす人たちにとって疎ましい存在として扱われます。

そこで可愛い女性、ミーガンに出会い惹かれ、足が治っても怪我を口実に滞在し続けて、愛を深めて行くのですが、突然現れた都会の青年との恋が、村には受け入れてもらえずに2人は駆け落ちの約束をします。

フランクは、都会の暮らしと上流社会の身分を捨てきれず、迎えに行くかどうか葛藤します。

都会にフランクを探しに来たミーガンに見つけられそうになると、とっさに隠れてしまったシーンが印象的でした。

結局上流階級のお嬢さんと結婚してしまうのですが、その後話は映画の冒頭に戻り、初老の男性になったフランクが思い出の地を再訪するシーンが描かれ、ラストを迎えます。

ここからは結末にかけてのネタバレになってしまうので、ご注意下さい。

 

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当時、ミーガンに恋していて2人の駆け落ちを止めた羊飼いと再会するのですが、その羊飼いに村を離れた後のミーガンのことを知らされます。

フランクと会えなかった失意のミーガンは身籠もっていて、故郷に戻った後、フランクの知らないこどもを生んで亡くなっていました。

フランクがとっさに隠れてしまったばかりに、こんな結末を迎えたことに憤りを覚えますが、それと同時に言いようのない切なさを感じたことを覚えています。

ただ、その事実を知ったフランクが受けた衝撃から来る後悔や罪悪感から、打ちひしがれた様子や表情に自分の中でも怒っていいのか、悲しんでいいのか、判断に困り戸惑いました。

妻と同行していたフランクは、身分を隠していたのですが、羊飼いに見破られ名前を呼ばれます。

気付かれていたことに愕然としながらシーンは移っていき、帰りすがら、ふと馬車の外に目を向けると若き日の自分の面影を持つ青年が微笑んでいる姿を見つけました。

彼こそが自分とミーガンのこどもなんだと気付き、映画は終わります。

もうここで号泣です。

僕の拙いストーリー紹介では、絶対に伝わらないこの切なさ。

是非映画を見て欲しいです。

 

文章にするとなんてことないお話しなんですが、フランクの葛藤や表情、演技。

ミーガンの美しさ、けなげさ。

村の人たちに牧歌的だけど閉鎖的な様子。

当時のイギリスでの身分階級の違い。

など、背景や映像の美しさ、どれを取っても必ず見て欲しい映画の1つです。

とにかく心理描写が素晴らしい!!

冒頭に書きましたが、また見てみようと思っていろいろ探したんです。

でも、動画配信サービスでは見つからず、DVDを買おうにもあり得ないくらい高い!

データじゃないレンタルを探してみようと思ったのですが、絶対家のどこかにあるはずなんです。

 

2008年に買ってるですよね。

 

10年以上も前に見たくなって、購入してるんです。でも、その頃の僕がめちゃめちゃ忙しくて、結局パッケージも開けずに見ないままにしてありました。

ずっと忘れていたそれを今こそ出番だと思い、探してみても見つからないんです。

欲しくなったときにはいなくなることってありますよね...

だって、今では廃盤でプレミアが付いてるのか、Amazonで見てみたら、あり得ない値段が付いていました。

絶対に探しだそう!

 

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サウンドトラックがYoutubeにありました。

雰囲気だけでも楽しんでいただけると幸いです。

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