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競技カルタの聖地近江神宮と近江八景「堅田の落雁」で名高い浮御堂

2020年11月15日

滋賀県民ではないのですが、何故か滋賀県を紹介する記事が続いております。

以前大津市から乗った「琵琶湖汽船ミシガンクルーズ」を御紹介しました。

 

大津市には歴史的にも有名な比叡山延暦寺もありますが、朱色の楼門が見事な「近江神宮」へ、しばらく前に行って参りました。

湖西地区に当たりますが、正確には、大津市の瀬田川以東は、湖西地区に含まれないようです。

大津市に入ると路面電車が出迎えてくれます。

 

慣れてないと、交通ルールをどうしたらよいのか分からなくなります。

 

少し山道ですが、車ですぐ横まで行けるので、アクセスはバツグンです。

 

小倉百人一首では、天智天皇の歌が巻頭を飾ることから「かるたの聖地」とも呼ばれていて、映画「ちはやふる」の舞台にもなりました。

ファンの方も聖地巡礼でたくさん起こしになるようですね。

 

少し前なので、今はないかもしれませんが、近江神宮の至るところに「ちはやふる」のポスターが貼ってありました。

 

車を降りて、5分も歩かない内に、朱色の楼門が目に飛び込んできます。

 

鮮やかで目に映えます。

 

楼門をくぐると巨大な外拝殿が正面に表れました。

朱色に対照的ですね。渋い。

 

でも、やっぱり境内は華やかです。

 

内部から見ても見事です。

 

カルタの聖地らしく、小倉百人一首の歌が掲げられています。

 

朱色の楼門を出て、奥に進むと近江勧学館に着きました。

近江勧学館では、競技かるたの頂点を決める「名人位・クイーン位戦」やかるたの甲子園として知られる「競技かるた全国高校選手権大会」のメイン会場になっていて、まさしく聖地です。

 

かるたの大会には付き物の名物だそうです。

期日限定、数量限定ですが、現在も食べることができます。

 

原作者の原画やサインもたくさん展示してありました。

僕は、マンガを読んだことがないのですが、ファンの人にはたまらないでしょうね。

 

館内では、競技カルタを楽しむことができます。

競技かるたは、集中力や反射神経、精神力が必要とさるので体力を使うそうです。

「畳の上の格闘技」と称されることもあって、文化部ではなく運動部の一種として認識されているみたいですね。

でも知識がなさ過ぎるので、雰囲気だけ楽しみました。

 

アニメのキャラクターも至るところにいます。

この近江勧学館は、かるた大会等に必須の畳の消耗が激しく、修繕を計画していたのが、コロナ禍により、近江勧学館自体の存続が危ぶまれるほどのダメージを受けているようです。

クラウドファンディングで存続の応援ができるようなので、リンクを貼らせていただきます。

 

近江神宮で、百人一首の雰囲気を楽しんだ後は、少し北上し「浮御堂(うきみどう)」へ行ってみました。

琵琶湖の北湖と南湖を分ける境目には、最狭部の西岸に位置する堅田地区があります。

 

この地区は、町は湖水を引いた堀割で区画され、一種の環壕城塞都市とのことでした。

 

奥に見えるのは、縁結びのパワースポットと呼ばれる伊豆神社。

縁結びに効くハート型の「幸福を呼ぶ石」があるそうです。

 

でも、そちらは素通りして、近江八景の1つに数えられ「堅田の落雁」と言われている、「浮御堂」へ行きました。

 

日本遺産に指定されているんですね。

「日本遺産(Japan Heritage)」は、地域の歴史的魅力や特色を通じて我が国の文化・伝統を語るストーリーを「日本遺産(Japan Heritage)」として文化庁が認定するものだそうです。

と言っても、かなり広い全体のエリアの内の一つみたいです。

 

浮御堂が見えました。

平安時代、恵心僧都が湖上安全と衆生済度を祈願して建立したのですが、現在の建物は昭和12年の再建によるものです。

昭和57年にも修理が行われ、昔の情緒をそのまま残しているそうで、境内の観音堂には、重要文化財である聖観音座像が安置されています。

 

北湖と南湖を分ける琵琶湖大橋がすぐ側に見えます。

 

再建されたものですが、平安時代のままと言われても信じてしまいそうです。

 

この日は結構寒く、近くの文学碑の上で猫がひなたぼっこをしていました。

 

堅田地区は、大阪の堺市と並ぶ中世の自由都市だったそうで、かなり栄えていた様です。

琵琶湖の西側には、この2ヶ所以外に、もっと見所があります。

その中でも対照的に思えたので、カラフルな近江神宮とモノトーンな浮御堂を御紹介致しました。

他の見所も押さえながら、巡ってみて下さいね~

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