ここ最近、出かけられないせいか、旅行へ行った記事が多くなっています。
自分では意識していなかったのですが、結構お城へ行っていたみたいです。
城好きではないと思ってはいますが、なんだかんだでどうやら好きだったようです。
大垣城
で、今回はどこのお城かというと、大垣城のお話になります。
岐阜県は西濃地方に位置している大垣市は、地下水が豊富で自噴している場所が多く、多くの河川とあいまって、「水の都」とも呼ばれています。
水の都だけあって、大垣駅前にある「金蝶園総本家」さんの水まんじゅうが、夏にはひんやりと冷えていて、最高においしいです。
駅前から商店街を歩いて行くと、すぐに大垣城へ行くことができます。
商店街のすぐ横です。
現在の大垣城は、戦災で焼失したものが復元されています。
戦災で焼失する以前、大垣城の天守は旧国宝に指定されており、大垣公園内には、大垣藩初代藩主 戸田氏鉄公の像が立っています。
大垣城は、関ヶ原の戦いで西軍の本陣ともなった地です。
当時の武士や庶民の生活や大垣城下の様子を、ジオラマと地図資料の展示で見ることができました。
この日は晴天に恵まれ、見晴らしもよく遠くに伊吹山が浮かび上がっていました。
市街地も見下ろせます。
関ケ原の戦いの前日に起こった「杭瀬川の戦い」を再現したジオラマも見ることができました。
大垣城を出た後は、大垣城で見たジオラマに影響されて、関ヶ原の戦いの跡地「関ヶ原」へ向かうことにしました。
大垣から関ヶ原へ向かうには、養老地方を通り抜けます。
養老焼肉街道
まんが日本昔話でも放送されたことのある「養老の滝」のお話しが有名です。
また、養老には俗称と思われますが、「養老焼肉街道」と呼ばれる街道があります。
街道沿いには、たくさんの焼き肉屋さんが何件も店を構えています。
この「やきにく藤太」さんは、安くて美味いんです!
焼き肉屋さんには行きませんでしたが、「司」さんで飛騨牛をお値打ちに食べさせていただきました。
有名な「養老ミート」本店のすぐ隣です。
養老ミートさん直営です。
養老町を抜けるとすぐ関ヶ原に到着です。
関ヶ原ウォーランド
関ヶ原と言えば、知る人ぞ知る名所「関ヶ原ウォーランド」があります。
早速行ってみました!
史実にもとづいて最大の決戦場、「関ヶ原合戦」が再現されています。
資料館もあり、施設内では、旗指物や陣幕まで忠実に再現されていて、各武将たちの配置を確認できます。
有名な逸話シーンの再現もあり、経過ごとにまわると合戦がどのように変化したのかわかるようになっているそうです。
無数のコンクリート人形があちらこちらに立っています。
龍もいました。
浅野祥雲(本名:浅野高次郎)さんというコンクリート像作家が、作成されたそうです。
なかなかショッキングなシーンの像も多く配置されています。
東軍の総大将もいました。
自分が合戦に参加している様子も撮影することができます。
合戦のストーリーが見えてくるかのように、武将達が配置されていました。
このコンクリート像達には、ちょっと夜中に会う勇気はでませんね。
関ヶ原の戦い古戦場
関ヶ原ウォーランドを後にして、実際に関ヶ原の戦いの戦場跡へ足を運んでみました。
関ヶ原古戦場跡も「開戦地の跡地」や「各武将の陣跡」など、たくさんありますが、「決戦地跡地」へ行きました。
そのすぐ横の笹尾山を背に、「決戦」が繰り広げられました。
笹尾山には、石田三成の陣地があります。
現在は田園風景になっていますが、この地が「決戦地」になったそうです。
今の、のどかな風景からは想像もできません。
この笹尾山頂上から、古戦場全域を見渡すことができました。
戦国時代にうたわれた俗謡の中で「三成に過ぎたるものが二つあり 島の左近と佐和山の城」と言われていた様です。
この詩が島左近の名声を高めることに繋がっている様です。
もう一つの佐和山城は、先日御紹介させていただきました。
地理的な繋がりも見えると、おもしろいですね。
墨俣一夜城
方向が反対になりますが、西濃地方には墨俣一夜城というお城もあります。
大垣から関ヶ原への反対方向の位置ですが、木下藤吉郎(のちの豊臣秀吉)が一夜にして築いたと伝えられるお城が復元されています。
と言っても、実際に作られたお城は、木造の砦のみだったそうです。
こんな立派な天守を一夜で作るのは、無理ですね。
まとめ
西濃地方の辺りは、メジャーな観光地ではないかもしれませんが、歴史が詰まっています。
豊臣秀吉が作った一夜城から、秀吉に仕えた石田三成の陣地まで、時系列や地理的な想いを馳せることができます。
もちろんこの他にも見所がたくさんある岐阜県西濃地方。
ふらっと、お立ち寄りになると結構おもしろいですよ。
是非、行ってみて下さいね~。
番外編:美濃赤坂駅
番外編として、大垣市内を少しだけ北上すると、個人的に好きな美濃赤坂線の終着駅があります。
終点、美濃赤坂駅の風景が、情緒を感じることができるので、けっこう好きです。
美濃赤坂線は、東海道本線の大垣駅と美濃赤坂駅を結ぶ5km程の支線です。
近くには趣のある宿場町が残っています。
周りに何か見所があるわけではないのですが、ここの雰囲気もたまらないですよ~