先日御紹介しました「渋温泉」のすぐ近くに、世界で唯一温泉に入るサルが見られるという「地獄谷野猿公苑」があります。
渋温泉から車で10分程の距離です。
野猿公苑はニホンザルが暮らす環境の中で、より自然に近い状態でサルを観察する施設です。
そのため、地獄谷野猿公苑は人里から離れた山奥にあります。
野猿公苑で飼っているのではなく、野生の猿がエサを求めてやって来て、温泉にも入るそうです。
料金を払って、入苑してみました。
研究や観察をする人には、年間パスがお得なんでしょうね。
この日はあいにくの雨模様。
建物の中では、猿の習性が紹介されています。
歴代のボス猿も写真で掲示されていました。
川に沿って進んでいきます。
地獄谷温泉の看板がありました。
駐車場からちょっと歩くのですが、そんな人里離れた場所に宿泊することもできます。
猿がやって来る秘湯「地獄谷温泉後楽館」さんです。
野猿公苑の中にあると言ってもいい立地です。
秘湯です。

※後楽館さんのサイトより
江戸末期の創業で、かなり歴史があります。
看板にあるように、温泉ちまきが名物です。
進んでいくと「大噴泉」がありました。
今は一つしかありませんが、江戸の末期創業当時には、鬼地獄、油地獄、小便地獄などと言われた噴泉が数多くあったそうです。
川まで来てみると、猿がたくさんいました。
野生の猿ですが、人間を全く警戒していません。
何匹いるのか分からないくらい、そこら中にいます。
但し、野生ですので、見る時の注意事項も書かれていました。
- なるべく、離れてみる。
- 眼をじっとみつめない。
- 手を出したり、さわらない。
- 食物をみせない、与えない。
このルールの内の一つを、この後守れませんでした...
奥まで進むと温泉があり、入っている猿を見ることができました。
猿たちも積極的に温泉に入るわけではないようです。
地獄谷の厳しい冬の寒さをしのぐための手段なので、温暖な時期にはあまり温泉には入らないみたいです。
温泉に入っている姿を見たい場合は、寒い時期に行くといいですね。
猿も子猿はかわいいですね。
毛づくろいしてもらってます。
カメラを構えて観察している方もいます。
かなり本格的ですね。
近くで会えるといっても、野生の猿なのであまり変なことはしない方がいいです。
子猿に近づき過ぎた友人が、お母さんに怒られてしまいました。
どつかれました...
子猿の表情が何とも言えません。
まぁ、そりゃそうですよね。
猿も人間に、何されるか分かりませんから...
あっち行って欲しかったんでしょうね。
かなり力が入っていますから。
是非渋温泉とセットで行ってみて下さい。
野生の猿と触れあえて、日常の喧噪を忘れることができますよ~
冬季間は渋温泉から地獄谷駐車場間に続く道は封鎖され、けっこう歩きますので、時間にゆとりをもってお出かけ下さい。
でも、冬に雪のかかった猿は、スノーモンキーと呼ばれ、世界的に有名の様ですので、冬に行きたいですね。