起業の雑学

出会い系だけではない、サクラサイト商法の詐欺被害と手口と対処法

今回は、消費者トラブルの一つ「サクラサイト商法」についてご説明致します。

 

サクラサイトとは

サクラサイト被害とは、突然のメールや、登録サイトからの誘導により、異性や芸能人などに出会える、相談に乗ってあげることができる、と思い込まされるところから始まります。

業者側のメールの送り手、「サクラ」がなりすまし、消費者の様々な気持ちを利用して、メッセージ交換が有料のポイント制となっている、サイトを利用させる手口により、次々に金銭を騙し取られるという被害のことをいいます。

以前は、「出会い系サイト被害」と呼ばれておりましたが、「出会い」を目的としない有料メール交換サイトによる被害も多くなっているため、被害実態に合わせて、「サクラサイト被害」という名称に変わって来ています。

サクラサイト被害の類型

具体的には、芸能人を励まして欲しいといった同情心を煽るものや、何らかの利益を持ちかけるものなどさまざまなパターンがあります。

類型

  • 出会い型
    異性との出会い・交遊を誘い文句にする
  • 相談型
    相手の相談に乗る
  • 同情型
    精神的に病んだ芸能人をサイトで励まして欲しい
  • 利益誘引型
    莫大な遺産が手に入りそうなので共同で受け取る
    チーム制のネットゲームで大もうけする
  • その他
    「個人情報閲覧料」や「文字化け解除手数料」などの名目で金銭を詐取しようとする

きっかけ

きっかけは、SNSや各種無料サイトに登録して、メールが届くようになります。

  • メールアドレスに直接届く広告メール
  • SNSサイトへのメッセージの書き込み
  • 内職・副業に関するサイトを探してサイトに登録後に届くメール
  • 懸賞サイト、占いサイト等に登録した後に届くメール

サクラサイトの手段

被害が発生する方法は、メールの交換相手と、メールを続けざるをない状況に陥らせ、多額の利用料を支払わせる手段です。

多額の利用料になる経緯としては、メール交換の度にポイントが必要となるからです。

送信も返信もポイントが必要になるので、最初に付与されたポイントを使い切った後は、高額のポイント量を購入しないと続けられないようになるのです。

 

事例 40代で専業主婦のAさん

Aさんは、夫と子どもと3人で暮らしています。

専業主婦として家事をこなしてきたましたが、夫は仕事が忙しく、段々とコミュニケーションをとる時間が減っていきました。

感謝もされないので、やりがいもなく、何のために生きているのかとさえ思うようになってしましました。
そんなある日、あるネットの広告に目に入りました。

  • メールで困った人の相談に乗るだけ
  • 1日5分でOK
  • 匿名で大丈夫
  • 履歴書不要、出勤不要
  • スマホ1台のスキマ時間で稼げる

別にお金が欲しいわけではありませんでしたが、誰かの役に立っていることを少しでも実感したくて、登録してしまいました。

その後、Aさんの元に相談に乗って欲しいといったメールが届きます。

どうやら相手はワケありのようで、直接メールのやり取りができないため、メッセージ交換ができるサイトを通じてやり取りをすることになりました。

悩んでいる人の助けになるし、やりがいもありそうだと思い、メッセージの交換が始まりました。

何度かメッセージのやり取りを行い、メール相手から相談の謝礼をしたいとの申出がありました。恐縮しながらも口座番号を送ると、文字化けしていて読めないと返信がありました。

相手のメッセージには、「運営に問い合わせたところ、口座情報は個人情報なので、交換するには文字化け解除料が必要。」

「口座情報や連絡先を交換するには、双方から文字化け解除料5万円を支払う必要がある。」とのことでした。

「口座情報が交換できれば、かかった費用も当然お支払いします。私はお世話になった御礼をしたいのです。」と書かれていました。

言われるままに、文字化け解除料の5万円を振り込むと、「5分以内にお伝えしたパスワードを送信して手順を踏まないと連絡先等の交換が完了しません」とあり、難しくて5分間があっという間に過ぎてしまいます。

次々に失敗し、メッセージのやり取りをするためのポイントも無くなり、既に大金を使っていることからも、ポイント購入にお金を使わざるを得なくなりました

新たにメッセージがきて、「別途10万円支払えば、文字化け解除の手順を行う制限時間を10分伸ばしてくれる」という。

もう後には引けなくなり、結局全部で100万円使ってしまいました。でも、結局相手からお金をもらうことはできませんでした。

お金を使わなくてはならなくなる経緯

 この事例のように、最初は不審に思っても、様々な手段で期待させたり、同情を買ったりすることでメール交換を行い、支払いを続けてしまいます。

 メールを続けざるを得ない状況として、以下の場合が想定されます。

メールを続けざるを得ない状況
  • 相手ではなく、サイト業者が様々な名目で費用を請求したり、メール交換を続けるように促がして来る。
  • 相談を聞いている内に、相手を気遣ってしまい、メール交換がやめられない。
  • 気づいたら、多額の費用を払っていたので、お金を回収したいがために相手からお金を回収できるまで止められなかった

しかし、肝心な局面になるとメールが文字化けしたり、閲覧ができなくなり、これを解除するには、さらに課金される仕組みになっています。

このようにサクラサイト被害は、「巧妙な手口」と「劇場型」の展開により、いったん手を出すと、なかなか抜け出せなくなってしまいます。

 

対処法

個人情報を漏らさない。ネットで関わる人には、個人情報を漏らさない方が賢明です。

巧妙に分かっているかのような対応をして来ますが、自分から漏らすような行為を控えましょう。

お金がかかる様な場面に遭遇したら、すぐに手を引きましょう。

心理的にメッセージのやり取りを止めにくいような状況かもしれませんが、勇気を持って、メールアドレスやLINE IDを変更し、縁を切りましょう。

 

指示される多様な支払い方法

  • クレジット決済・オフアス取引
  • 電子マネー決済
  • コンビニ収納代行
  • 銀行振込み

色んな決済手段があって、海外を経由させたりする場合もあるので、それぞれ解決方法や返金請求の難易度が異なってきます。

 

サクラサイト被害にあったら

もし、サクラサイト被害にあってお金を払ってしまったら、一人で悩まずに、弁護士、司法書士等の専門家や、地域の消費生活センター等ににご相談ください。

消費者庁のホームページが詳しいので、そちらもリンクしておきます。心配な方は、ご参照下さい。

 

 

 

 

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