ゴルフをどうせやるなら、上手になって楽しみたいのは、万人に共通する想いです。
ゴルフの練習方法はいくつもありますが、具体的な理論はその道のプロに任せておいて、上達する為にどういった経緯をたどるのが良いかを、御紹介致します。
ゴルフを上達する為にどういった方法があるのか
ゴルフスクールへ通う
ゴルフスクールにも、屋外打ちっ放し練習場やインドアといった違いがあります。
設備にもシミュレータ完備のスクールと、そうでないスクールとの違い等、場所や金額によっても千差万別です。
それぞれのよさがあるので、どれが一番かとは一概に言い切れませんが、当たり前ですが、スクールにはコーチがいるので、教えてもらえることが、一番のポイントです。
自分だけで練習をしていても、どうしたらいいのか分からなくなることが多々あります。
そんな時に正しいスイングへと導いてもらえるのには、お金を払う価値が大いにあります。
そんなゴルフスクールの違いをタイプ別にまとめて見ました。
- 屋外練習場でのレッスン
- インドア練習場でのレッスン
- ラウンドレッスン
自分で練習する
そうは言っても、なかなか時間を取れなかったり、費用面で工面できない時は自分で練習するしかありません。
この場合でも、いくつか練習するパターンがあります。
打ちっ放し練習場に行く
屋外練習場の利点は、ボールの軌道を目で見れることです。
やはりどういう風に、飛んでいるのかを気にしないゴルファーはおりません。
慣れてくれば、打った感覚でドローかフェード、もしくはフックかスライスかが分かる様になってきますが、やはり目で確認したくなります。
注意が必要なのは、打ちっ放し練習場で使われているボールは、「レンジボール」といって、その性能にかなりの差があります。
レンジボールにも種類がありますが、競技用のボールに比べると飛距離が落ちる上に、かなり曲がりやすくなっています。
練習場でナイスショットを連発していても、本番では違う球筋だったということは良くある話です。
基本的に捕まりにくいので、実はフェード系のボールが出ていれば、本番ではナイスショットになっているかもしれません。
スライスはダメですよ。
そういった誤差があるので、練習場にいながらも、本番を想定した打球を目指さなくてはいけません。
また、ついついボールを打ちにいってしまうので、インパクトが疎かになってスイングが壊れやすい傾向にあります。
インドア練習場に行く
いわゆる「鳥かご」とよばれる、ネットに向かって打つタイプの練習スタイルです。
その数は少ないですが、時間で貸してもらえる練習場もあります。
ゴルフスクールに併設されていることが多いので、コーチに見てもらえればいいのですが、自分だけで練習するときには、ちゃんと合っているスイングができているのか、けっこう不安になります。
また、飛距離や弾道を確認できないので、打球の行方が気になります。
でも実は、打球を気にすることなく、スイング作りに集中できるので、ただしいフォームを身につけるには、インドア練習場の方が、かえって早い場合もあります。
お値段は上がりますが、「トラックマン」などのシミュレーターを完備しているインドア練習場ならば、弾道やスピン量など様々なものを確認することができます。
室内にいながら、バーチャルでラウンドをできるシミュレーターも珍しくありません。
自宅で練習する
一番お手軽な自宅での練習です。
ただ、なかなか環境を整えることが難しいですので、パターマットでパットの練習をしたり、短い距離のアプローチを練習したりと制限されてしまいます。
でも、この地道な自宅での練習が、実はグリーン周りの精度を上げて、スコアメイキングに繋がるので、やらない手はありません。
フルスイングができる環境にある人の方が少ないと思いますので、様々な道具に頼るのもいい方法です。
使ってみて良かった室内用の器具をいくつか御紹介致します。
インパクト時に音が鳴るので、正しいスイングの確認ができます。
ヘッドスピードが設定した速度に達した時と減速した時に「カチッ!」という音が鳴ります。
これを目安に、インパクトゾーンとフォロースルーゾーンで音が鳴るようにスイングすることで、正しいスイング軌道が覚えられます。
こちらは、正しいフォームと正しいコックを作るのに最適な器具です。
コックの方向を間違えると、シャンクやスライスに苦しむことになります。
この中でも「スイングガイド」は、スイングの時に正しい手首の角度を、維持することができるようになります。
クラブと腕の間に挟まれたスイングガイドが角度を形成してくれます。
敷地に余裕があるご家庭では、庭に「鳥かご」を設置したり、アプローチ練習場を作ってみるのもいいかもしれません。
でも、必ず奥様の御理解を得てから設置した方が、賢明かと思います。
ゴルフシミュレーターで練習する
中にはゴルフシミュレーターを、家に設置してしまう猛者もいます。
ゴルフをしないときには、プロジェクターで映画を見ることもできますし、みんなで集まって、お酒を飲みながらワイワイコンペをすることもできます。
そのお値段はピンキリで、30万円程のものから、700万円のものまであって、しっかり費用がかかります。
お手軽にラウンド気分を味わうのに最適な器具もあります。
おもちゃみたいに見えますが、そこそこ精度があって楽しむことができます。
Phigolf Mobile and Home スマートゴルフゲームシミュレーター スイングスティック付き WGTエディション
トレーニングプログラムや練習モードもあって、スイングを数値化してくれます。
世界各地の有名なゴルフコースをまわれるので、練習器具としてだけではなく、ゲーム気分で楽しむことができます。
Youtube等で動画を見て学ぶ
家では、中々クラブを振り回すことができない環境だと、動画を見て学ぶのもオススメです。
有料の動画は、順番や理屈付けが体系づけられているものが多くいので、学習の早道ですが、Youtube等で無料の質が高い動画を見ることができます。
理論を学ぶことも、イメージトレーニングをすることも、以前に比べるとたやすくできるようになりました。
オススメのYoutubeゴルフレッスン動画を少しだけ紹介します。
めっちゃ難しい番組とめっちゃ分かりやすい番組です。
これは見る価値あり!登録しましょう!!
ちゃごるTV
そんなのできるか~って思っちゃいます。難しい。
UUUM GOLF-ウーム ゴルフ-
中井プロが優しくて、分かりやすい。なみきちゃんもかわいい。
Youtubeを、見ていると実際にボールを打ちたくなってしまうので、困っちゃいますけどね。
その上で正しいスイングをすり込む作業は、かなり有益です。
さて、どんなに時間とお金を使って練習しても、なかなかいいスコアで上がれない方がいます。
大変失礼ながら、自己反省を込めて、ゴルフがちっとも上手にならない方の傾向をピックアップしてみました。
ゴルフが上手にならない方の傾向
- 何も考えないで、ただ打っている
- ラウンド後にスコアカードやコースを見返して反省しない
- 自分の飛距離を把握していない
- 練習場で、本番を想定していない
- 練習場で1球1球を大事にしていない
- とにかく飛ばしたい
- とにかくまっすぐ打ちたい
- ドライバーの練習が多い
- 練習場での練習内容を考えていない
- 常にマン振りフルショットの練習ばかりしている
- 練習場のナイスショットがスコアメイクと別である事を考えない
- 道具が合っていない
- アプローチやグリーン周り等の小技の練習をしない
- 素直さや謙虚さがない
- メンタルが弱い
- パター練習が嫌い
- そもそも練習自体をしない
とまぁ、例をあげていけばキリがないのですが、思いたるフシはないでしょうか?
技術面の向上も大切ですが、ゴルフはメンタルスポーツと言われるほど、精神面の影響が強く出るスポーツとも言われます。
練習場のちょっとした事で、メンタルに影響が出ることが多々あります。
常に本番を意識して練習したいですね。
努力をすることは大切ですが、学習せずに反復練習しても現状(下手)を固めるだけです。
自分がやりたい練習をするのではなく、正しいスイングや、本番のスコアメイキングに繋がる練習をしないと報われません。
ゴルフは気持ち
技術以前にできることはたくさんあって、スイングに入る前にも大切なポイントが多いのです。
スイングのモーションに入る前ならば、落ち着いていくらでも修正できます。
正しいスイングをする準備をしてから、動き始めたいですね。これもメンタルです。
具体例をあげると
- アドレスを見直す
- グリップを見直す
- ボールの位置を見直す
- 姿勢を見直す
- 向きを見直す
- スタンスを見直す
- フェースの面を見直す
- 重心を見直す
- 体重の掛け方を見直す
できることが色々あります。
これらのことは、動き出す前に全てチェックできるので、落ち着いてプレーすれば、よりナイスショットを打てる確率が上がるはずです。
ゴルフは気持ち
少し前のマンガですが、「ゴルフは気持ち」という作品があって、ゴルフのメンタル面を緻密に描いています。
ゴルフあるあるも書かれていて、ただ読むだけでおもしろく、勉強にもなります。
新たに新装版が内容ごとにまとめられて出ていますが、kindleを使って無料で読むこともできます。
新装版はテーマごとになっていますので、こちらがかなりオススメです。
守りのゴルフ、考えるコルフ、攻めのゴルフ、守りのゴルフ、他にも色々あります
主人公のかんちゃんに、自分の姿を当てはめてみると、居ても立ってもいられなくなります。
新装版になってから、かんちゃんの顔が変わっちゃったのが残念。以前の方が感情移入できたかも。
いくら練習をしても、練習方法以前に、受け入れる姿勢がなければ、ゴルフは上達しません。
練習場、ラウンド中と様々な場面で、自分ができることとできないことを確認し、見極めて実践しなければなりません。
できないことをしないのは、当たり前のことなのに、ゴルフとなるとやってしまう方が多いのが、不思議なスポーツです。
気持ち一つで、スコアが大きく変わることは、否めません。
謙虚さや素直さが一番必要
攻めるときは攻めて、守るときは守らなくてはいけませんが、その判断基準をどこに持つかが大変難しいです。
守るなら守る。
攻めるなら攻める。
練習場でもできないことを、一か八かでラウンド中にやってみたくなる気持ちは、捨てなければいけません。
最終的にいいスコアで上がることが、ゴルフでは一番カッコいいはずです。
攻めたくても結果のために、じっと耐えることが重要です。
謙虚にできることを、素直に積み重ねていきましょう!
まとめ
プロとは違ってアマチュアは、ゴルフが積極的に攻めるスポーツではないことを、肝に命じないといけません。
素直に謙虚に取り組んでいるつもりが、つもりだけでできてないんですね。
ゴルフは自分を写す鏡です。
まだまだ、ゴルフも人生も修行が足らないことを、毎回思い知らされます。
自分の思い込みや、過去に上手くできたことに捕らわれないで、今の自分と向き合いながら、頑張っていきたいですね!
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