ゴルフをする方にとって、少しでも上手になりたいのは、共通の気持ちだと思います。
でも、現実はそんなに甘くないので、そんなに簡単にいきません。
テクニック的なことは、プロやコーチのサイトをご覧いただいた方が間違いないのですが、長年ゴルフを続けても、上達できない理由についてまとめてみました。
始めたばかりの初心者から、プロに近いような腕前の方もいるので、ひとくくりにはできません。
今回は、平均的なスコアが、100前後のアベレージゴルファーの方に当てはまる理由を、ピックアップしてみました。
練習しない人

当たり前ですが、練習をしないとゴルフは上手になりません。
確かに練習しない方が、スコアがいい時もないことはありません。
それはたまたまラッキーで、いい結果になっただけと考える方が賢明です。
練習をしないで、スコアがよくなる方は、天才なので置いといて、練習しないでスイングが変わるはずがないのです。
練習をしないということは、ゴルフに取り組む姿勢が足らないということです。
そのため、スイング以外の全般的な情報も、身に付きにくいことになってしまいます。
練習をしてもうまくいかないと、どうすればいいか考えます。
その時に調べたり、教えてもらったゴルフ理論は、自分の脳裏に刻まれるので、調子がおかしくなったときの修正法として、今後も利用できるようになっていくのです。
何ごとも上達の秘訣は、取り組み方にかかっています。
我流のメリット・デメリット
韓国のゴルファー、チェ・ホソンさんは、個性的なスイングとサービス精神で人気者になりました。
しかし、フィニッシュをみるとゴルフのセオリーからは、程遠いスイングをしておられます。
きっと、自分で一番飛距離が出るスイングを突き詰めていったら、あのスイングになったのだと思いますが、とてもマネしてできるものではありません。
やはり、ゴルフの基本を取り入れたスイングをしないと、上達するのにもかなり時間がかかってしまいます。
自己流だとまず間違いなく変なフォームになりますが、それでもゴルフが上手な方が多いのは、事実です。
我流のメリットデメリット
ここで我流のメリットデメリットを考えてみます。
我流のメリット
習わなくてもいい。
レッスン代にお金がかからない。
自分で生み出したスイングなので、打ち方が固定できる。
人の意見を聞かなければ、逆に安定したスイングになる。
我流のデメリット
カッコいいスイングじゃないことが多い。
上達するためには、人並み以上のセンスが必要になる。
調子が悪くなったときに、修正が効かない。
壁にぶち当たると、上達が止まる。
体に染みつくと、セオリー通りのスイングに戻すことが困難。
やはり基礎が大切
運動センスがあって、自分のスタイルを確立できる方ならば、上達できるかもしれません。
でも、これから始める方や、なかなかいいスコアが出ない方は、今からでもレッスンに通った方が、遠回りせずに済みます。
近道を通って、最終的な上達を目指すならば、我流を貫くのは、ちょっともったいないかもしれません。
こだわりが強く、謙虚さや素直さがない人
何故かゴルフは、自分にできないことをしてしまう人が多いです。
練習場でできないことが、ラウンド中の本番にできるはずがありません。
また、強いこだわりのある方も、上達を妨げてしまうかもしれません。
疑り深い
なかなか自分一人では、上手に打てない原因を突き止めることができないのに、人から教わったことを疑ってかかる方もいます。
悪い動きを修正し、少しずつ正しいスイングに近づけていくのは、並大抵の努力ではできません。
スイングの動きは連動しているので、悪いところを直すと、気が付かないうちに他の動きがおかしくなることもよくあります。
正しい動きを体に覚え込ませるためには、定着するまで繰り返しボールを打つしかありません。
まずは認める
自分ではカッコよく打っているつもりでも、実際はカッコ悪いスイングだったというのもよくある話で、それを認めないと上達が遠のいてしまいます。
上手な人がどうして上手なのか?
自分のスイングとどう違うのか?
といった、素直な気持ちで自分のスイングを見つめなおす謙虚さが、上達には必要です。
こだわりを捨てる
また、きれいなフォームにこだわりすぎて、ボールをとらえることが2の次になっている方もいます。
いいスイングをしているのに、うまく当たらない。
そんないいスイングをしているのに、どうして100を切れないのって方は、まっすぐ飛ばすことにこだわり過ぎていたり、全てをナイスショットしたいと思っているのかもしれません。
ゴルフはスコアを競うゲームなので、曲がるボールしか打てないなら、その曲りを考慮したコースマネジメントが必要です。
もちろんきれいなフォームを目指すに超したことはありませんが、こだわりすぎては、スコアも伸びないことを心から理解しないといけません。
ナイスミスも素直に喜びましょう。
時には、チッパーを使うくらいの余裕があってもいいですね。
バックに入れておくと、安心感が増して、お守りになるかもしれませんよ。
情報量の多い人

最近では、Youtubeでも色んな方がレッスン動画を作っているので、ありがたい時代になりました。
雑誌の読み放題サービスも充実して来たので、ゴルフ雑誌を読みあさることも簡単にできます。
向上心があるのは、大変素晴らしいのですが、全ての情報が統一されているわけではないので、ちゃんと理解して自分に落とし込まないと混乱してしまいます。
自分に合った情報の見極めが大切
情報に間違いがなくても、自分のゴルフ情報を理解していないと、当てはまるものも当てはまりません。
体が開くクセがある人が、手だけでインサイドからクラブを振ろうとしても、なかなかできないように、自分の状態にあった練習法かどうかが、分からなくなってしまうのです。
情報を取り入れて、実践に活かす為に、どの情報が今の自分に必要な情報なのか、うまく整理できなければ、溢れる情報も反対に上達の邪魔になってしまいます。
情報の整理も大切
また、本番でスイングがおかしくなったときに、何をしたらいいか、ごちゃごちゃになってしまって、ゴルフなんか止めてやる~!
ってならない為にも、ラウンド中は、おかしくなった原因を究明をしないことをオススメ致します。
くれぐれも情報だけで分かった気になって、人のスイングをバカにしたり、教えてくれる方に反論なんかしないようにしましょう。
練習と本番でスイングが違う人

練習場でできないことは、本番でもできないと書きましたが、練習場でできることでも、本番ではなかなかできません。
スイングもきれいだし、変なクセもない。
でも、なぜか本番になるとトップやダフリが多く、ドライバーはスライスばかりで100を切ることができない。
そんな方がまわりにもいないでしょうか?
本番でできない原因
練習場でできることが本番でできないのには、様々な理由があります。
- 足下が平らではない。
- 芝の影響がある。
- 緊張してしまう等のメンタル面。
- 打つ方向を向いていいない。
数え上げるとキリがないかもしれません。
でも、一番の理由をあげると、思い切ってやる「度胸」だと思います。
実は練習場と同じことをするって、かなり度胸が必要なのです。
大切なのは、メンタル
練習場では、何も恐くないので、気持ちよくフルスイングできます。
ドライバーを絶対にスライスさせちゃいけない。
グリーンの奥はOBだから、絶対に大きく打ってはいけない。
本番で、こういった心理状況では、体が縮こまり手打ちになってしまいます。
もう、開き直って、何とかなるさ~!くらいの気持ちの方が、リラックスできてナイスショットに繋がります。
ゴルフ練習場へは気軽にいけても、本番のラウンドは、そう頻繁に行けるものではありません。
リラックスが必要
今日こそはベストスコア!
100や110を打ったらどうしよう!!
お気持ちはよく分かります。
でも、長い目で見て、今日のラウンドは、「今後の為の練習なんだ」くらいの気持ちでまわってみてはどうでしょうか?
どのショットやアプローチも、向こう側にいつも練習に通っている、打ちっ放し練習場のネットを思い描いて、気持ちよく振ってみましょう。
折角練習して来たのに、その成果を発揮できないのでは、ゴルフもつまらないものになってしまいます。
ボールを当てにいかず、思い切って振り抜く。
それだけで上体が開かずに直線的に打ち抜くと同時に、腰を回転しながらボールをとらえることができるかもしれません。
練習場シングルを卒業するために
本番のラウンド。大切ですよね。
でも、ここまでしっかり練習をして来たはずです。
いざティーグラウンドに立ったら、スイングのことはもう考えてはいけません。
ルーティンを見直す
ただ、振ってください。
でも、これが難しい。
そこで考えないために、オススメしたいのは、自分のルーティンを見直すことです。
ルーティンを作っておけば、その動作中はスイングのことを考えません。
ルーティンは、スイングに入るまでのリズムも含まれますので、ゆっくりとしたルーティンが身につけば、自然とスイングもゆったりとしたリズムやテンポになりますよ。
ルーティンの例
ルーテインは、人によって様々です。
あまりに長いと、同伴者や後続組の方にとって迷惑になるので、シンプルで目的を果たすものにしましょう。
一般的なルーティンとしては、以下の感じです。
迷惑になってはいけませんが、あわてずゆったりやりましょう!
打ち直すより絶対に時間はかかりません。
- 後方から狙う場所を見て、落としどころを確認する。
- どういった弾道で飛ぶかをイメージする。
- アドレスしたら絶対に力まず素振り。
- 後は、時間をかけず迷わず考えずに打つ!
Enjoy GOLF!
ゴルフは、メンタルが大きく影響します。
折角長い時間を費やすんですから、楽しくプレーしましょう。
楽しむ気持ちがないと、ゴルフがつまらなくなってしまいます。
長く楽しむ為に、気楽にやりましょう!
Enjoy GOLF!
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上達するために
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