湯布院にある金鱗湖(きんりんこ)をご存じでしょうか。
湯布院は、大分県にある有名な温泉地の一つですが、その一角にある湖です。
朝霧が立ちこめることで知られていて、その幻想的な景色は、見る人を引き付ける力があります。
元々「由布院」という地名は、金鱗湖周辺にある温泉観光地を指しています。
今の「湯布院」と名称が変わり雰囲気や趣きが根付いてきたのは、平成に入ってからだそうです。
地名に「院」という漢字が使われていることから、有名な寺社仏閣があって、その門前町として栄えている観光地なのかなと勝手に勘違いしておりました。
どうやらそういったお寺はなく、山々に囲まれたこの土地一帯を由布院盆地と呼んだそうです。
そこにある金鱗湖は、明治時代に儒者の毛利空桑がこの地を訪れ、魚の鱗が夕日に輝くのを見て、「金鱗湖」と名付けたのが現在の名称の起こりとのことです。
(由布院温泉旅館組合HPより引用)
そんな由来がある湯布院ですが、駅は「由布院」のままで地名が「湯布院」が正解です。
でも、駅の看板はひらがな。
きっと悩んだんでしょうね。
別府から湯布院へ向かったのですが、本当に温泉が多い印象です。
途中で昼食に地獄蒸しをいただきました。
「地獄蒸し」は、温泉の上記で蒸してあるからか、素材の味を引き出していて素晴らしかったです。
山から別府市外を見下ろしてみると、素晴らしい景色です。
湯布院の見所は今回御紹介する「金鱗湖」以外にもたくさんあるのですが、やっぱり「湯の坪街道」を散策しながら、金鱗湖を目指すのが定番です。
アートの街でもあります。
由布院駅から徒歩で向かうと結構な距離がありますが、30分くらいでしょうか。
でも、湯の坪街道を楽しみながら歩くと、丸一日は滞在できるエリアです。
お店がたくさん並んでいて、歩くだけで楽しいです。
スイーツショップやカフェ、湯布院の野菜を使ったおしゃれなレストラン、お土産屋などが軒を連ねています。
食べながら、買いながら、ゆっくり散策できる観光地です。
「金鱗湖」には、温泉が流れ込んでいるため、冬の早朝には写真の様に、湯気が出ている様子を見ることができます。
この環境が、魚や水鳥にとっては居心地がよい様で、魚の泳いでいる様子や鳥がたたずんでいる姿を、見ることができます。
グッピーのような野生に戻った熱帯魚もいる様です。
寒かったせいか鳥もじっとしてました。
近づいても逃げません。
上の動画の終わり頃に、ちらっと見えるのですが、「下ん湯(したんゆ)」という混浴の共同浴場があります。
この日は入って来なかったですが、金鱗湖を眺めながら、湯に浸かれるみたいで、なかなかよさそうでした。
真冬でしたので、入るのを止めてしまいましたが、入っておけばよかったな~。
ゆったり滞在してのんびり過ごすには最高の湯布院。
とてもよかったので、是非行ってみて下さいね~