生活

言葉一つで評価を下げる?使い方に気をつけたい表現10選

2020年7月27日

段々と紙に記載してある文章が当たり前の時代から、パソコンやスマートフォンへと主たる媒体が変わって来ました。

これまでアナログ上で必要とされてきた文章力とは、違う表現力が必要だと感じます。

それに応じた文章にしないと、読み手を無視したものになってしまいます。

一度に見る情報量が少ない条件でも、読みやすい、見やすい文章を書くことに主眼が置かれています。

別にみんながみんな、作家を目指すわけではないので、正統派の文章力を養う必要はなく、書いている文章も自分のものとして、自由に扱えばいいと思います。

それでも、想いがあってブログや記事を書いている人は、どんなツールを使っていても、文章の上達が早いのだろうなと、読んでいて感じます。

連絡手段として、文字情報を簡単に扱える様になって、久しくなりました。

学ぶ機会を持たないままSNSやチャットツールだけ使っていくと、表現力が養われないかもしれません。

WEB上でもアナログ媒体でも、読み手を意識した文章を書いていれば、文章力が上がっていくのだと思います。

 

使い方に気をつけたい表現10選

 そんな通信上で使う言葉ではないのですが、日常生活でつい口にしてしまう、残念な表現をピックアップしてみました。

 

なんか

「なんか」を多用する方って結構いるかもしれません。

「なんかAさんが、急にお願いしてきたので、なんか、受けるしかなくなってしまい、なんか、やっている内に、なんか、こうなってしまいました。」

極端な例ですが、あわてるとこうなってしまう方を見かけます。

本人には「なんか」って言っているつもりはないのですが、「あの~」や「え~」と同じように「なんか」言ってしまうのでしょうね。

落ち着くことが大切です。

 

別に

一時期、有る女優さんが口にしたこともあり、この言葉がよく話題に上げられておりました。

どうしても返答として「別に」だけでは、誠意がないように感じてしまいます。

例えば「別に変わったことはありませんでした」のように、最後まで言い切ると、丁寧に感じます。

使い方さえ間違えなければ、失礼ではありません。途中で終わらせないようにしましょう。

 

~でいいです。

 本来は、肯定する意味を持つ言葉なのですが、実はもっと欲しいものがあるのに、ちょっと控える様に聞こえます。

受け手によっては、妥協や我慢にも聞こえてしまい、何かを提供されているときに使ってしまうと、印象を悪くしてしまうかもしれません。

こだわりって入れているコーヒーなのに、「コーヒーでいいよって」言ってしまうと、入れている方は残念に思っているかもしれません。

コーヒーをください。と当たり前のことを言った方が、気持ちがいいですよね。

 

ヤバい

言葉の意味って、時代が変わると変遷していきますが、「ヤバい」も意味が随分と変わりました。

よくない事態になったときに使われていたのですが、現在は肯定的な意味で、すごいとか、いいねって意味で使われています。

日常的に使っていると、仕事やフォーマルな場でも、つい口から出てしまうかもしれません。

日頃使うとしても、意味合いだけはしっかりと踏まえて使いましょう。

 

お帰りになられました

日本語って難しいですよね。

丁寧に表現しようとして、つい二重敬語になってしまうことがあります。

「尊敬語+尊敬語」や「謙譲語+謙譲語」になってしまい、回りくどく感じます。

ただ、「ヤバい」の様に日本語の使われ方も変わって来ますので、一概に間違いとは言えないかもしれません。

例えば、「お召し上がりください」も「尊敬語+尊敬語」ですが、普通に使われていますよね。

丁寧にすればいいというものでもなく、すっきりとした表現の方が、好感を持たれます。

正しい敬語を押さえておきたいものものです。

 

させていただきます

 

よく考えると、相手から指示があった場合に使う言葉だと分かるのですが、主体を自分にして使われている場合が多い言葉です。

具合が悪いので、「欠席させていただきます」よりは、「欠席します」の方がストレートです。

丁寧な表現が不足していると感じるのならば、その前後で補ってはいかがでしょうか。

「大変申し訳ありませんが」といった意を込める言葉を足すと、表現が丁寧になります。

「後ほどFAXにて資料をお送りさせていただきます」といった表現もよく拝見しますが、やはりくどく感じますね。

 

元気そうだね

身体的な病気を患っていたり、家族にご不幸や環境の変化があった方に使うと、心地よい言葉として受け取ってもらえないこともあります。

関係性にもよりますが、親しい友人以外へ声をかけるときには、「お変わりありませんか」の方が、相手にとっては、ご自身がいい状態でも悪い状態でも答えやすくなります。

相手の立場に立ってものごとを考えるとコツがつかめます。

 

だって

「だって」に続く言葉は、否定したり、言い訳の内容になりがちです。

折角相手が言ってくれている言葉をさえぎり、否定や無視をする言葉に繋がります。

いったん、話を聞いて受け止めてみて、全部聞いてみないと分からないこともあります。

批判めいたことを言われても「確かにそういうところがあるかもしれません」と受け止めてみると、相手は聞いてもらえたんだと感じて、こちらの言葉を聞く準備ができます。

すぐに反発しないで聞いてみれば、こちら側の気持ちが落ち着く効果に繋がります。

イラっとしても、怒ってしまっては発展がありません。

冷静に聞けば「こんな考え方もあるのか!」と新しい発見があるのかもしれないので、お互いに自分の意見が伝わり易くなります。

 

そうですか

 

そうですかと言われると、上からものを言われた気持ちになります。

言葉自体は、相手の言葉を受け入れて、肯定しているのですが、そこには感情が含まれずに、もうそんなことは知っているよって前提が、相手に伝わるのです。

折角賛同するのなら、「そういうことなんですね」や「よく分かりました」の方が、ちゃんと言っていることに理解を示し、納得して同感だよって伝わります。

本人は気が付いていませんが、上から目線を素でやっている人が、使いやすい言葉です。

 

どうも

人に会ったときや挨拶をされたときに「どうも」と返すだけでは、コミュニケーション能力を疑われます。

何とも曖昧で日本人が好みそうな表現ですが、最後まで言葉を言い切らない表現は、相手に軽薄な印象を与えます。

この人は、ものごとを最後まで言わない人なんだと、暗に思われてしまうかもしれません。

こういった言葉尻一つでもしっかりしておくと、人柄までしっかりした人だなという印象を与えて、聞いている人にとって好印象になります。

 

まとめ

日本語って本当に難しいですね。自分ではそんなつもりではなかったのに、言葉一つで相手の印象が変わってしまいます。

いくら誠意を持っていても、好感を持っていても、言葉を間違えては、伝わるものも伝わりません。

今回は、そんな気をつけたい言葉を10個お伝え致しました。

知らないうちに、言葉一つで信用を失っているかもしれませんよ。

-生活

© 2022 たいしのブログ