食べ物

駄菓子屋の消失ともんじゃ焼き屋が新たにできないのは関係がある?

2020年3月15日

僕はどちらかというとお好み焼きよりももんじゃ焼きの方が好きです。

でも、なかなかどこででも食べられるって訳ではないので、なかなか口にする機会がありません。

お好み焼きなら、あちこちで売ってるし家でも作れるけど、もんじゃ焼きはちょっとハードルが高いですね。

流石にお持ち帰りで販売できるものでもないですし。

 

お好み焼きが嫌いと言うわけではないんです。 もんじゃ焼きの方が、食べる機会が少ないので、余計にそう感じるのかもしれません。

もんじゃ焼きは、最後にカリカリになった所をコテでこそぎ落としながら、食べるのが醍醐味ですよね。

家で作ってもいいんですが、家のホットプレートもテフロンしかないから、ちょっと躊躇してしまいます。

なので、ご家庭では、こういったヘラを使いましょう!

 

たこ焼きやお好み焼きって大阪のイメージですが、もんじゃ焼きは東京の月島が有名です。

調べてみるとやっぱり月島がもんじゃ焼き発祥の地だそうです。

埋め立て地として誕生した、月島の子供達が集まる駄菓子屋で、小麦粉を溶いて薄く焼いたものに味付けして食べさせたのが、始まりとの事でした。

 

たこ焼きも好きです。中身がタコじゃないたこ焼きも好きです。


実際月島に行ってみたら、もんじゃ焼き屋さんばかりでビックリしました。

大阪の新世界の串カツ屋だらけも驚きましたが、ここまで同じ食べ物を食べさせるお店ばかりの場所って、そうはないんじゃないでしょうか。

こんなにお店があるのに、入ろうとしたら、どこもお客さんで一杯で、空いているお店を探す方が難しい。

月島の商店街は、は大成功ですね。

 

もんじゃ焼き屋じゃない方が少ないくらいです。


どこにでもご当地グルメってあると思います。

名古屋と言えば味噌カツ、天むす、ひつまぶしって具合に定着していればいいんですが、これから何かをご当地グルメにしようと思うと難しいんでしょうね。

共通のレシピだったり、名産品だったり、ヒット商品が生まれたり。

定着させるには、流行ってもらわないと、誰もが認めるご当地グルメにはなりえません。

台湾ラーメンも、味仙というお店のヒットから定着していったいい例でしょうか。

 

これは台湾ラーメンというより担々麺かな。

 

何か1店舗でも特定のメニューが大流行して、それを真似する店がどんどんできて、人が集まり他のお店も潤っていく。

こんな理想的な事を実現する食べ物が、なかなか生み出せない。

おいしいだけではダメですもんね。

 

月島は商店街っていうのかな。飲食店ばかりだけど、商店街ですね。


何気にもんじゃ焼きのお店が、地元の駅前や商店街に全くないけど、どうしてなんだろうと不思議に思います。

粉ものだから商売的にはいいような気がするのですが...

でも、やっぱり素人では分からない難しさがあるんでしょうね。

粉ものが全て上手くいくのなら、ラーメン屋さんはみんな大もうけできることになってしまいます。

もんじゃは、鉄板も必要だし、食べ方焼き方が分からないお客さんの面倒も見てあげないといけないから、定着するまでが大変かもしれません。

でも、火が通ってから、カリカリになるまでのあの限られた時間内で、お酒飲みながら食べるのが、最高に好きなんです。

具材を炒めてから、土手を作り、真ん中にダシを入れて、土手の決壊を防ぎながら、もんじゃ焼きの面倒を看てあげる。

頃合いになったら全体を混ぜて、コテで具材を切りながら仕上げて行く。

 

慣れてないと難しいかも。


独特の小さなコテで、少しずつ食べるときも、熱い鉄板に金属を当ててるもんだから、ヤケドに気をつけないといけません。

なんてめんどくさい食べ物なんだろうと思います。

でも、入れる具材も幅広くて、モチやチーズ、明太子に海鮮からお肉と書き出すとキリがありません。

 

子供も絶対好きな味です。


そんな楽しいもんじゃ焼き。

何とか地元の駅前にできないかなぁ。

100円でお好み焼きが買えた様な、駄菓子屋さんが全くなくなってしまったのと、もんじゃ焼き屋さんが新しくできないのは、何か関係があるんだろうか、とふと考えてしまいました。

写真で見るとそんなにおいしそうには見えないかも。現場の臨場感が必要ですね。


もう少し年取ったら、もんじゃ焼きやさんでもやろうかな。

現実は甘くないから、きっと実現しないけど。

でも、こんな風に先の事を考えていると楽しいですね。

まずは家庭で楽しみます。

家でもんじゃ焼きやるなら、こんな大きな1枚プレートの方が楽しめますよ~!

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