エッセイ 生活

落ち着いて人前で上手に話す方法に一番大切なことは準備と自信

2020年3月6日

人前で話す機会が少ないと、スピーチをしなくてはいけない場面では、かなり緊張します。

話すことが苦手な方に上手に話せる方法をお伝えして、お役に立てればと思い、過去の経験則から自分なりに考えてまとめてみました。

対談ではなくスピーチの様な場面で、うまく話せる方法としてお読み下さい。

自分自身10年くらい前からご縁をいただき、大きな舞台で話す機会を何回かいただきました。

元々人前で話す事が得意ではない僕ですが、その時にうまく話すことができた経験から、お伝えしたいと思います。

 

得意不得意がある

 

自分の話し方は、振り返ってみると決して流ちょうで上手な方ではなく、「早口」「慌てる」「少し吃音気味」「滑舌が悪い」です。

最近では「どもる」という表現は、差別的な意味合いがあってあまり使われないみたいですね。

小学校の時に学校放送で話すことがあって、原稿を読むだけなのに「何を言っているのか分からなかった」とか「早口過ぎだよ」って言われた記憶があります。

昔からそんな風ですが、今でも油断すると早過ぎて、自分だけしか聞き取れない言葉になってしまいます。

吃音の方に特有かもしれませんが、出だしの単語で最初の発音だけ繰り返してしまうこともあります。

例えば言葉って言いたいのに「こ、こ、こ、ことば」って具合です。 

とは言っても大人になってからは、そんなに悩んだこともなかったので、まだ軽度の吃音だと思っています。

それでも、折に触れて工夫しないと発音できないことが多々あります。

例えば「ありがとうございました」が言えないので、何となく分からないように「りがとうございました」って「あ」を省くと発声がしやすく、実は今でもごまかしています。

他の例では、発音上「野田さん」という名字も苦手で、野がうまく言い出せずに困っています。

「野崎さん」は普通に言えるのに「野田さん」が言えないんです。

でも「野田」ってさん付けをしないと言えたりするので不思議です。

 

訓練で克服可能

 

発声や滑舌に関する点では、人によっては苦労がない人もいると思いますが、フリートークは少し難易度が高いものの、何度も練習をすることで用意した文章は、相手に伝える事が可能です。

機能的な問題やメンタルの要因は、簡単には克服できませんが、やはり訓練である程度改善されるので、練習が必ず必要です。

よく頭がまっ白になってしまい、何も話せなくなってしまったって現象が起きます。

これも僕自身よく経験しました。

じゃあ、一体どうすればいいのでしょうか。

人前で話す時に、気をつける点を上げると、6つのポイントに絞ることができます。

 

序盤に必要な3つのポイント

 

序盤に押さえたいポイントと、より上手に話すためのポイントを3つずつ、ご説明致します。

序盤で最低限やらなくてはいけない3つ

  • 事前に話す内容を準備
  • 落ち着いてゆっくり話す
  • 大きな声で話す

事前に話す内容を準備

 

挨拶や演説の様な場面とか、研修の講師をする場面でしか使えないかもしれませんが、一言一句完璧になるまで暗記をします。

暗記できるまでは、運転中や家でブツブツ言ったりするのですが、それを段々と声に出して練習をしていきます。

一人でカラオケボックスに行って時間を計り、全く噛まなくなるまで練習をしました。

歌を歌わないので、部屋の前に人が通りかかると恥ずかしくなり、隠れながら練習をしていました。

対話形式でどんな展開になるか分からない場合も、想定問答を自分で考えておけば、安心感も増すのでどんな場合も準備が大切です。

 

落ち着いてゆっくり話す

 

これができれば、苦労なんかしないよって事にもなりますが、やはり自分で心がけるのと心がけないのとでは、結果が全く異なってきます。

常にゆっくり話すことを念頭に置おけば、少なからずゆっくり話せる様になるものです。

ただ、実際に話す時に、ゆっくりと同時並行で考えることがすぐにはできない為、文章1行読むのにも最後の方には早くなってしまう事も多々あります。

常に話しながら、注意が必要です。

区切り区切りで、ゆっくり話すことを思い起こす癖が付いてくると、段々全体のペースが落ちていき、落ち着いて話すことができるようになります。

 

大きな声で話す

これはやってみて気付いたのですが、大きな声を出すとどもったり、噛んだりすることが少なくなりました。

というのは、口を大きく開けて発音するので、自然とハキハキ話すことになりゆっくり話すことに繋がるからです。

特に出だしが大切で、最初に小声で話し出すと、途中から大きく変えることが難しくなって、早口にも繋がります。

最初の第一声が大きくはっきりと話せれば、その後もしっかりと話すことができるはずです。

ここまでが最低限やらなくてはいけないポイントなのですが、更に3点できたらいいことをお伝えします。

 

より上手に話すために押さえたい3つポイント

より上手に話すために、押さえておきたい3つ

  • 自分のコツを発見する
  • 言葉の引き出しを増やす
  • 自信を持つ

自分のコツを発見する

 

人それぞれだと思いますが、例えば一定のリズムを保ったり、イントネーションを心地よくしたりと千差万別です。

場数を踏んでいけば、きっと自分なりのコツを発見できると思います。

 

言葉の引き出しを増やす

 

この意味は、いつでも出てくる自分なりのフレーズを増やすという事です。

例えば、導入で「本日は、ご多用中にもかかわらず・・」とか「本日は、足下の悪い中・・」といったこれだけは間違えないフレーズを、いくつか自分のものにしておくことです。

そうすれば、出だしだけでも自分のペースで話し出すことができるので、次に繋げやすくなります。

また、締めくくりも同じで、「最後に皆様のさらなるご健勝とご活躍を・・」とか決まり文句を用意しておけば、途中が少しあやふやでも、きれいに終わった印象を持ってもらえます。

話の途中でも、よく使う言い回しを自分のものしておいて、いつでもそれを引き出すことができれば、話の迷路に入ったとしても立て直すきっかけになるのです。

 

自信を持つ

 

一番大切な部分かもしれません。

自信が持てる様になるまでには、訓練も経験も場慣れもして来ないと、なかなか到達できないと思います。

でも、誰だって最初からうまくできる訳ではありません。

幼少時から人前で話す機会に恵まれ、自然にできていたよって人は、ほとんどいないと思います。

何回失敗してもちゃんと反省し、その都度何がいけなかったか、どうしてできなかったかを自問自答して、次に試みることで、うまく話をすることができたという結果を迎えることができます。

いきなり完璧を目指さずに経験値を積んでいけば、その場で思いついた事でさえすらすらと話せるようになる事ができるのです。

 

まとめ

 

なかなか自分で自分をうまく操れませんが、よくスポーツでもゾーンに入るっていう表現をするように、スピーチ中に集中している状態になることがあります。

抽象的な表現で分かりにくいとは思いますが、この状態に自分を入れる事ができれば、自分のペースから外れることがなくなり、落ち着いて話すことができるようになります。

色々と書いてきましたが、人前で上手に話すことで一番大切なことは、やはり「準備」です。

準備が9割と言ってもいいと思います。

準備をしっかりとすることで、たとえ頭が真っ白になった時でさえも、あらかじめ自分で練習してきた言葉が、自分のものになっているので、反射的に引き出せることができる様になっているからです。

残念ながら、上手に話すことにもセンスや才能がかかわっています。

滑舌の悪さは並大抵の努力では直らないと思います。

でも、及第点を取れる話し方なら誰でもできるようになると思いますので、この話が少しでも役に立てば嬉しいです。

ただ、ちょっとうまく話せたからって、もう自分はできるようになったんだと過信していると大失敗します。

調子に乗って、自分自身も未だにやらかして、しょっちゅうヘコんでおりますので、是非お気を付け下さい。

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