燻製醤油ってご存じでしょうか?
燻製とは、肉や魚に木材などを燃やした煙をかけて特有の風味と保存性を持たせたものです。
例えば、かつお節や秋田のいぶりがっことかが有名ですね。
ハムやソーセージも燻製されていますので薫り高いです。
燻製することにより殺菌・防腐効果を高めたり、塩漬けにしてから燻製することにより、食品から水を抜くことができます。
燻製の種類
燻製にもいくつか種類があって、冷燻法、温燻法、熱燻法と大きく3つに分けられます。
冷燻法
20℃くらいで長時間燻煙します。
素材の水分が取り除かれるので長期保存が可能です。
水分が減りますので固めの仕上がりになります。
生ハムやスモークサーモンなど。
温燻法
30℃から80℃で2~5時間程といった短時間で燻煙します。
短い時間のため、水分が残り柔らかく仕上がる反面保存性には欠けます。
ベーコンやハムなど。
熱燻法
90℃から140℃の高温で燻煙処理を2、30分程で済ませてしまいます。
一番お手軽ですが、ほぼ生なので保存性はほぼ変わりません。
燻製はめんどう
熱燻法が手っ取り早く一番簡単ですが、それでも煙が出ますし、専用の器具を用いないと大変です。
燻すチップも桜やブナ、リンゴ、くるみ、ヒッコリーなど、たくさんあって色づきや風味がそれぞれ異なります。
熟知してないとうまく選べないかもしれませんし、何しろチップを用意しなくてはなりません。
慣れてしまえばお手軽に作れますが、少し初心者にはハードルが高く、なかなか手が出せないものかもしれません。
しかし、そんな燻製は、やはり手間暇かけるだけの価値があり、器具やチップを用意すれば、おかずやつまみをワンランク上のものに昇格させてくれます。
手間なしで燻製
そこで御紹介したいのが、もっとお手軽な燻製醤油。
本家本元の燻製には、風味が劣りますが、簡単に燻製風味を楽しめることができる一品です。
燻製醤油もご家庭で作ることはできますが、市販の商品を利用した方が簡単です。
燻製醤油を作るなら、食材自体も燻製できますしね。
そもそも醤油自体が、日本人に取っては欠かせない調味料です。
お寿司や刺身はもちろん、合わない食材ってないかもしれません。
醤油本来の香りに燻製の香りが足されることで、より一層の香ばしさが加わります。
オススメ燻製醤油
燻製醤油は、燻製していない食材を、あたかも燻製したように味わうことができる、魔法の調味料と言っても過言ではありません。
オススメの燻製醤油を御紹介致します。
イチビキ 燻香だししょうゆ 薫香度合い☆
愛知県の企業イチビキさんで作っている、燻香だししょうゆ。
この商品が一番お手軽に使えるかもしれません。
本当の燻製と比べてしまえば、スモーキー感は若干少ないかもしれませんが、燻製になった!と充分思わせてくれます。
食材の味を損ないませんので、食卓に常備しておいてもいいと思える品です。
小豆島ヤマイチ オリーブ燻製しょうゆ 薫香度合い☆☆
濃口と書いてあるだけのことはあります。
醤油の名産地小豆島。
遠くに住んでいるとあまり知ることはないかもしれませんが、小豆島は醤油の街です。
そして同時にオリーブの島でもある、小豆島で作られたオリーブ燻製醤油。
燻製とは言え、オリーブの優しい味わいが醤油に溶け込んでいます。
濃口のおかげか燻製度合いも少し高めに感じました。
永谷園 業務用 燻製の素 薫香度合い☆

ちょっと番外編でしょうか。
掛けるというよりは漬け込む素です。
燻製玉子、スモークサーモン、スモークチーズなんかをたくさん作りたいなって時に、重宝するかもしれません。
他の商品と比べると、薫香度合いは低めかもしれませんが、普通の醤油に漬け込むだけならば、試してみる価値は充分あるかと思います。
大分県特産品 地獄蒸し 燻製醤油 薫香度合い☆☆☆
大分県別府には、地獄蒸しという調理法があります。
天然温泉の噴気を利用し、高温の蒸気で一気に蒸し上げる、温泉地ならではの料理法を用いて作られた燻製醤油です。
まんべんなく旨味と香りの深みが出るよう、その日の天候や気温によって、桜チップのバランスや燻製時間を変えておられます。
その為、薫香度合いも高めです。
さすがは特産品!でも化粧品会社が作ってるんですね。
少し不思議です。
以上、少ないですが、厳選のおすすめ燻製醤油でした。
燻製醤油を掛けたい料理
燻製醤油掛けて、味わって欲しい料理を御紹介致します。












あまり馴染みがない燻製醤油ですが、おいしくてたまにお取り寄せしています。
日常の食卓に必須とは言えませんが、一手間加えたようになります。
よかったら、試してみて下さいね。