牡蠣って美味しいですよね。
僕の好きな食べ物の中でも上位に入ります。
でも、人によっては敬遠されることが多いのも牡蠣料理ではないでしょうか。
生臭かったり、独特のにおいや食感の悪さ、当たりやすいのも嫌われる要因の1つだと思います。
たぶん牡蠣が嫌いな人は、ウニやホヤも苦手なのかなと思うのですが、そんなことない人も多いですね。
人の好き嫌いの基準は、当人でなければ分からないものです。
僕自身はあの食感が逆に大好きです。
そんな大好きな牡蠣の特徴を掘り下げてみました。
牡蠣ってどんな貝
決していい見た目ではない牡蠣ですが、「海のミルク」と言われています。
ミルクの味がする訳ではなく身が白いことや牛乳のように栄養価の高い食材であるのでこんな表現がされている様です。
ほとんど動かないので筋肉が退化した為、ほぼ内臓なのですが、それが牡蠣のおいしさにも繋がっているのかもしれません。
栄養満点で消化も良く蛋白質・糖質・脂質などの栄養素からビタミンも豊富に含有。
亜鉛、カルシウム、リン、鉄、銅、マンガン、ナトリウムもあり大変体にいい食材です。
牡蠣の効能
栄養ドリンクにも使われているタウリンを多く含んでいるので元気や活力の源になります。
コラーゲンも豊富なので美容にもよく、コレステロールや中性脂肪まで下げるというから、大変優れた食品です。
また、亜鉛を含んでいるので男性にも恩恵があり、鉄分が豊富なので女性にも向いていて、まさに万能食品と言えるかもしれません。
牡蠣の旬
よく牡蠣は冬が旬でRのつく月に食べた方がいいと聞きます。
とするとRのつく月は、September(9月)からApril(4月)であり、晩春から盛夏までは食べない方がいいということになってしまいます。
確かにスーパーでも出回らないし、どうやら時期的に味も落ちるようです。
でも、ある時オイスターバーへ行ったら、夏でも生牡蠣をおいしく食べさせていただけました。
冬は真牡蠣、夏は岩牡蠣と旬が違う牡蠣があり、一年中楽しめてありがたいことです。
牡蠣料理
牡蠣を使った料理はたくさん種類があります。
- 牡蠣フライ
- 牡蠣の炊き込みご飯
- 牡蠣パスタ
- 生牡蠣
- 牡蠣鍋
- 焼き牡蠣
- 蒸し牡蠣
- オイル漬け
etc.
と様々なレシピがあり、お酒では牡蠣酒、調味料では牡蠣醤油なんてものまであります。
中華ではオイスターソースも忘れてはいけません。
どう料理してもおいしいので何でもありです。僕自身どれも好きですが、シンプルに生牡蠣でいただくのが最も好きです。
たくさん食べるのは少し怖いですけどね。
お取り寄せして食べたいけど、何となく生の輸送してもらうのが怖い。
でも、いつか注文してしまいそう。
生食用加熱用
スーパーで買うときは、ほとんど加熱用が多いと思いますが、たまに生食用も販売されています。
鮮度がいいから生食なんだという訳ではなく、採れる場所の違いのようです。
生食用は保健所が定めた雑菌などが少ない「指定海域」で養殖されたものです。
水質を検査し基準をクリアした清浄な海域で獲れたものが生食用として販売されています。
水揚げ後も洗浄を行うので生で食べても大丈夫です。
生で食べようとするのも大変ですね。
反面、加熱用の牡蠣は、採る海域の指定はなく河口など餌である植物プランクトンがたくさんいる場所で養殖されるので、生食用よりも大きくうまみや栄養成分も豊富です。
そうやって聞くと加熱用を生で食べてみたくなってしまいます。
絶対やりませんが。
洗い方
いくら牡蠣がおいしいといっても生臭いのは否めません。
色んな洗い方がありますが、一般的に塩水で洗ったり大根おろしで洗うのが通常の様です。
どちらもぬめりを落とし生臭さも取ってくれる様ですね。
片栗粉もぬめりを吸着するので使われるのですが、何となく食塩や片栗粉はもったいなく感じてしまいます。
つい水道水でそのまま洗いがちですが、真水で洗うと浸透圧で水を含み、結果うまみが流出して味が落ちてしまいます。
当たる?当たらない?
貝の毒って怖いと耳にします。
実際友人達と牡蠣を食べに行き、生牡蠣に友人が当たって、夜半から翌日ずっと苦しんだそうです。
加熱していれば問題ないのでしょうが、どうしても生牡蠣を食べたくなってしまいます。
牡蠣はあの独特の食感と磯の香りが大好きで、やめられない好物の1つです。
実は僕自身、牡蠣にあたったことがなく、まだ怖さを知らないのですが、何故か一緒に食べた人が当たって、自分は無事という事が、何度もありました。
いつまでこの幸運が続くか分かりませんが、好きなのでたくさん食べてしまいます。
低温調理
最近の調理器具は優秀で、低温調理ができるものまで、けっこう出回るようになって来ました。
うちにも一定の温度設定と、時間設定ができる調理器具があるので、コンフィやオイル漬けを作るときによく使います。
でも、どこまで低温に攻めこめばいいのか、いつも悩みます。
厚生労働省のHPに、牡蠣のような二枚貝の加熱調理で、ノロウイルスを含むウイルスを失活させるためには、中心部が85~90℃で、少なくとも90秒間の加熱が必要と書いてあります。
生食用の牡蠣で作れば危険が少ないのですが、いつもあるとは限りませんし、よりおいしい加熱用を選んでしまいます。
で、結局攻めても85℃までしか低温にできず安心を選択しちゃいます。
正解ですよね。
でも、65℃位で作るとおいしいんでしょうけど、なかなか勇気がありません。
食べ放題
近所にないのでなかなか行けませんが、牡蠣小屋で心ゆくまで食べるのもいいですね。
広島の方なんかだと、生牡蠣まで含んだ牡蠣料理全般食べ放題のお店もあるようで、大変うらやましい限りです。
お金に糸目を付けなければ、どれだけでも食べていいのですが、やはり食べ放題という響きに惹かれてしまいます。
日本の牡蠣の産地
海外で食べた生牡蠣は小さくて小ぶりだったけど、種類が違うのでしょうか。
日本でも産地によって大きさは様々ですが、ブランド牡蠣なんて表現もするんですね。
それぞれ名前が付いていて、北海道、三重、広島、石川、書き出すとキリがないですね。
日本中でおいしい牡蠣が食べられるようで幸せです。
まとめ
色々と牡蠣について書いてきましたが、俳句では冬の季語にもなっていたりするので、日本人にとって馴染みが深い存在です。
グリコの社名も牡蠣が多く含んでいるグリコーゲンから由来しているとか。
シーズン中には、牡蠣小屋へ行ってみるのもいいですね。
でも、生牡蠣はほどほどにしないといけません。
牡蠣小屋もそんなに行けないので、家でたのしもうと、蒸し牡蠣をお取り寄せしてみたら、あっという間になくなりました。
作るのもお手軽でしたので、よかったら、こちらも御覧下さいね〜