名古屋の名物っていろいろとありますが、きしめんもその一つ。
薄い平打ちめんがなめらかな口当たりで、スルスルとダシのきいたおつゆと共に喉をとおります。
日本農林規格の「乾めん類品質表示基準」によると幅4.5mm以上、厚さ2.0mm未満の帯状という基準が設けられているようです。
いわゆる「名古屋めし」です。
他にも平打ちうどんは、群馬県の「ひもかわ」や岡山県の「しのうどん」みたいに名称を変えて日本のあちこちにあるみたいですね。
一般的なうどんより多めの塩水で練ってあるため水分が多く、薄くてひらぺったいのでゆで時間は短め。
ダシは濃いめで「たまり」が効いた汁と一緒に食べるのが一般的だと思います。
面積が大きいので味が薄くなりやすい為、濃いめのつゆになっていったそうです。
うどんみたいに「てんざる」や「味噌煮込み」なんていうのもよく見ます。
僕の地元の同級生が2代にわたってやっているお店に「カレーきしめん」なんてのもあります。
こどもの頃、何故かうどんよりきしめんの方が好きだったことを思い出します。
それは今でも変わりませんが、僕のこどもにも遺伝したみたいで、きしめん食べたいとたまに言われます。

きしめんを食べたいという、娘が言うので、折角ならおいしくて楽しい「きしめん」を食べに行こうと名古屋市昭和区は桜山の「芳乃家」さんへ行ってきました。
桜山駅から商店街を抜け徒歩5分くらいです。
到着しました。
この日結は構寒かった。
手打ちきしめんののれんがいいですね。
結構並んでおられました。
僕らも並びます。
中の席数が少ないためか、けっこうな待ち時間となってしまいました。
でも、おいしいきしめんの為じっと待ちます。
中はこんな感じ。
一番入り口側に座りましたので、写っている席数くらいしかないお店です。
芳乃家さんに来た理由は、通常の「きしめん」より幅が広くておいしいと評判だったからなんです。
早速メニューから探します。
たくさんあるメニューから、選びます。
僕は志の田きしめん。
娘は玉子とじきしめんを選びました。
種類があって、迷います。
「かつカレーきしめん」なんておいしいに決まってるじゃないですか。
でも初回は選んでいけない気がする。
まずはその店のスタンダードを注文しないと、基本を飛ばして応用に行くような気持ちになります。
でも、ダシが効いたカレーかぁ...心が定まらない。
雑誌にも載ってるんですね。
太さが3㎝以上だと、日本農林規格の乾めん類品質表示基準の「きしめん」から外れているような...
なんか一部文字が訂正してありますね。
お客さんが直したのかな。
結局、玉子とじうどんと志の田うどんを注文。
しばらく待ちます。
玉子とじうどん。
志の田うどん
来ました幅広きしめん!おいしそうです。
きしめんの汁って、もっと濃いイメージでしたが、芳乃屋さんのは色が薄いですね。
幅が広い!で、きしめんの特徴的な切れやすさも変わらず。
この食べにくさが、またいい!
平ぺったくて幅が広くて長い。
これを食べに来ました!
肝心のお味は文句なし。
色が薄いから味も薄いのかと思ったら、そんなことはなく、ダシが効いています。
醤油やたまりが少なめなのかな。
冒頭で面積が大きいので、味が薄くなりやすいって書きましたが、逆に普通のきしめんより幅が広いから、つゆにしっかり絡んで、しっかりとした味を感じれました。
芳乃屋さんの所在地はこちら。
是非行ってみて下さいね。
愛知県名古屋市昭和区桜山町2丁目38番地
芳乃家
営業時間 午前11時30分~午後2時 午後5時~午後8時30分
日曜営業
定休日 月曜日