生活

緊張感を最高の味方にする結婚式のスピーチで失敗しない方法とコツ

2020年7月10日

人前で話をすることは嫌いなのですが、それでもありがたいもので、機会をよくいただきます。

マイクを持って挨拶をするのは、場慣れしないと大変緊張しますよね。

乾杯の発声や、締めのご挨拶などちょっと失敗しても笑って済ますことができるようなシチュエーションから、仕事のプレゼンテーションといった、しくじれないものまで様々あります。

その中でも、門出を祝う結婚式での挨拶をお願いされることは、栄えある役でもあるので、しっかりと成功させたいものです。

そんな結婚式のスピーチも、話し手の年齢で随分と役割や内容が違っており、微笑ましく聞いてもらえるスピーチもあれば、真剣に聞き入られしまうものもあります。

 

結婚式のスピーチの種類

どのスピーチも欠かせない役割を持っていて、全て大切なのですが、話す側の立ち位置や聞く側の期待等も違いますので、重要度の☆を付けてご説明致します。

ウエルカムスピーチ 重要度☆☆

新郎若しくは新郎新婦が、結婚式の開会を告げます。

緊張した主役の面持ちをみんなが見るので、結婚式場の雰囲気も、なごんだスタートとなります。

一般的に手短なもので、参加の御礼を言う場合が多いです。

主役本人ですので、いくら噛もうが固まってしまおうが、場にいる方は微笑ましく見ていただけます。

 

主賓の挨拶 重要度☆☆☆☆☆

新郎新婦の会社の上司や取引先の代表に依頼すること一般的です。

結婚式の形式にもよりますが、新郎側と新婦側で交互にご挨拶がなされます。

新郎新婦にとって、職業上一番地位の高い方が、スピーチする場面が多いです。

この挨拶は重要です。

長くなると嫌われますが、長くなるのも大いにありです。

みんなが真剣に聞いています。

ウケを狙おうが、新郎新婦をいじろうが、最後には良いことを言い切って、美しく終わらせなくてはなりません。

新郎や新婦の人柄に触れつつ、少し落としても、かなり上げて終わらせる様な内容だと、披露宴全体が終始良い雰囲気に包まれます。

 

乾杯の挨拶 重要度☆☆☆

披露宴自体は、実質この乾杯から開始されます。

あまり長く話すと、場がしらけますが、まず固くて素晴らしい内容だった主賓の挨拶の後ですので、ちょっと砕けるととてもよいスタートになります。

主賓の挨拶ほどではありませんが、新郎新婦にとって目上の方や大変御世話になった方が、挨拶されることが多いです。

主賓の挨拶よりも重責ではありませんが、ここも主賓級に大切な部分です。

仲の良い友人として頼まれることもありますが、お酒が入る前ですし、失敗するとみんなの記憶一生刻み込まれます。

 

友人代表スピーチ 重要度☆☆

新郎新婦にとって親しい友人や同僚からのスピーチですので、主役をおとしめなければ、何を話しても大丈夫です。

幼なじみならば、小さい頃の失敗談。

同僚ならば、職場での活躍。

とにかく2人の人柄が分かるエピソードを話して、場を盛り上げましょう。

友人代表スピーチは、主賓や乾杯よりも、かなり気が楽です。お酒が入っておりますし、場が砕けているので、気楽に話せます。

といっても攻め込みすぎたエピソードや、当人も話して欲しくないであろう失敗談を用いると、顔では笑っていても、嫌な気分になり、折角の結婚式が2人にとって台無しになってしまう危険性もあります。

適度に攻めましょう。

失恋話は危険度MAXです。

 

両親・親族の挨拶 重要度☆☆☆☆

結婚式の最後に、新郎新婦の両親や親族から行う御礼の挨拶です。

もっぱら、新郎の父親が行うことが多いです。

結婚式に参加していただいた皆様への御礼に加えて、2人のこれからをお願いする大切な役割があります。

感極まって言葉にならない方もおられますが、上手に話す必要はなく、気持ちが伝われば、とてもいい結婚式の締めくくりになります。

 

新郎新婦のあいさつ 重要度☆

最後の最後を締め括り、両親への御礼や参加者に、これからも変わらぬお付き合いをお願いする場面です。

これから2人で頑張っていくことを、みんなの前で宣言するスピーチなので、ビシと決めたいところです。

新婦が両親にこれまでを振り返りながら御礼を伝えることが多いです。

家族にとってはとても大切ですが、正直参列者は、既に酔っ払っておりますし、聞いているようで記憶に残りにくい場面です。

でも、感情があふれ出たあいさつだと印象はいつまでも覚えているシーンです。

みんなが泣いていれば、詰まろうが噛もうがOKです。

 

原稿例

僕自身、何回も結婚式にお招きいただきましたが、正直主賓の挨拶や乾杯の発声の方が、冒頭に終わるので宴席を楽しむことができて、かえって気が楽です。

友人挨拶だと終盤になることもあり、ずっと気が抜けません。

以前、「乾杯の発声してよ」って軽く言われて、参加した披露宴に行ってみると、確かに乾杯の発声でしたが、スピーチするの僕だけっていう披露宴で、それって乾杯じゃなく主賓の挨拶じゃん...といったサプライズもありました。

その時の原稿が残っておりましたので、転記してみます。これから挨拶する機会がある方の参考になれば幸いです。

この内容を使える人は、少ないかと思いますが...

○○くん、○○さん 本日はおめでとうございます。

ご両家の皆様にも心よりお慶び申し上げます。

ただいまご紹介にあずかりました、新郎○○くんの友人の○○と申します。

本日はこのような華やかな席にお招きいただきまして、誠にありがとうございます。

甚だ僭越ではございますが、ご指名いただきましたので、乾杯の音頭をとらせていただきます。(どうぞお座りください。)

○○くんと初めてお会いしたのは、○○○○○○の会合でした。本年度は、会長を務められ、ここにご列席の新郎の友人達は、日々激務をこなす○○くんと有意義な時間を過ごさせていただいております。

私自身○○くんには、日頃から持ち前の人当たりの良さを活かして、常に相手の立場に立って物事を考える姿勢で取り組む様子から大変多くを学ばせてもらっております。

そんな○○くんだからこそ社業に○○○○活動に忙しくしていても、○○さんと本日を迎える事ができたのではないかと思います。でも、本当はひとえに○○さんの懐の大きさによるものだとは思いますけどね。

○○さん、私たちが取り組んでる○○○○の活動は、多くの準備を必要とする割になかなか成果が見えにくいものですから、どうしてそんなに時間がかかるのかとか、どうしてそんなに疲れているのかとか、理解し難い面もあるかと思います。そんな環境でありながらも私から一つお願い事もございます。私の考え方で恐縮ですが、人生で大切な事の一つが様々な人間関係の構築であり、それが一生の財産になると思っております。○○代になってからも親友と思える間柄になることができ、その関係性がこれからもこの地域に住み続ける私たちに取って大きな助けになってくれています。その為にも○○くんには、これからも少し時間を頂戴するかもしれませんが、是非叱咤激励しながら彼を支えてあげて下さい。もちろん○○○○○○メンバー一同も一丸となって○○くんをサポートしたいと思います。

とは言え、本年度の会長職を無事勤め上げた暁には、私たちが出会った当時の今より幾分スマートだった頃の彼に戻して、もう少し早い時間に帰宅してもらうことをここにお約束致します。

そんな彼と多くの時間を共にしてきた私にとっても本日は大変嬉しい一日として迎えることができました。今日この日にお祝いの言葉を送れる事は、私のとって栄えある喜びの極みです。

長くなりましたが、改めてお二人の末長い幸せと、ご両家の益々のご繁栄、そして本日ご臨席の皆様のご健勝を祈念致しまして、乾杯をしたいと思います。それでは、乾杯。

 

人前で話す時のコツ

僕自身、ずいぶんと場慣れしましたが、どれだけやっても人前で話すことが得意になりません。

場慣れしないままに、スピーチや挨拶をしなくてはならなくなることも多いかと思います。

誰でも最初は初めてです。

そんなときに、少しでも心がけたい注意点やコツをお伝えします。

 

姿勢を正し、大きな声を出す

必ず背筋を伸ばしましょう。

そうすることによって大きな声を出す事ができます。

大きな声を出すと声がとおるので、皆さんの注目を得ることができ、聞く姿勢を取ってもらえます。

また、大きな声を出すと、早く話すことができません。

早口や噛むことを防げるので、話している内容を単語単位で確認できるので、次のフレーズが浮かびやすいです。

原稿を読まない暗記の時ほど、心がけて下さい。

 

自分のルーティーンを作る

自分の話す冒頭で、毎回同じフレーズから入ると落ち着けます。

「皆さん、こんにちは」でも何でもいいです。

ちょっと結婚式には応用が効きませんが、いつものフレーズを持っていると、最初に心のなかで唱えるだけでも、効果大です。

慣れた言葉は、慣れた調子の音量を出せますので、腹から声を出せます。

この1点で、スピーチ全体が落ち着いて話せるスイッチになるのです。

大きな声の話しは、聞く人も聞き入って、話に取り込まれていきます。

 

ゆっくり話す

これが実に難しい。

分かっていてもなかなかできません。

大きな声で話すことは、ゆっくり話すために大切なコツのひとつですが、もう一つコツがあります。

文章の区切りで一呼吸置きましょう。

「と申します。・・・・・・・・本日はこのような」という様に仕切り直せばいいのです。

聞いている側にとって、あれどうした?って感じる間は、話し手が感じる間隔より随分長いものです。

少しどうしたって思わせる方が、トータルでそういうリズムかと聞く側も慣れますので、違和感を覚えられません。

一番恐ろしいのは、一度噛むと焦ってしまい、早口になります。

早口が止まらなくなり、何を話しているのかも分からなくなります。

すると覚えていた内容がぶっ飛び、頭が真っ白になるのです。

真っ白になって止まるなら、元の話に立ち返れるのでまだマシな方です。

それが、思いつくフレーズのまま内容無視して話し出すと、違う方向に行ってしまい、もう帰って来られなくなります。

後は全て、思いついたアドリブのスピーチを強いられることになるのです。

もう最悪の事態です。この最悪の悪循環にならないように、しっかりと落ち着けましょう。

ちなみに僕は、この悪循環何度も経験しております...

自分でゆっくり過ぎるなぁって、思うくらいが、人からしたら普通です。

 

緊張をほぐす

良い緊張感を持って話せれば、最高ですが、過度の緊張感は、弊害ばかりです。

これも場慣れするまで自分では、何ともできないかもしれませんが、考えることを少なくしたらどうでしょうか。

上手に話せなくてもいい。

心から相手を祝おう。

他に何でも大丈夫ですが、あれもこれも使用と考えるので、キャパオーバーになってしまいます。

シンプルに構えて臨めば、案外落ち着いて話せることもあります。

聞く側に完璧を求めている人はいないのです。

自分だけがうまくやらなくちゃって思っていますので、そんな自分を少しだけ楽にしてあげましょう。

 

原稿を読む

暗記で頑張って頑張って失敗するよりは、いっそ原稿を読み上げましょう。

伝えたいことを伝えられないことが、一番よくありません。

但し、読む以上は難易度はグッとさがりますので、しっかりやらないといけません。

カンペ読んじゃってる、なんて思わないで、堂々と大きな声で、会場全体に声をとどろかせましょう!

気持ちが一番大切なのです。

 

まとめ

なかなか機会がないと、場慣れさえできないスピーチですが、一番失敗しない方法は、当たり前ですが練習することです。

これに勝るものはありません。

スピーチも暗記してから100回話せば、完全に自分の腹に落ちます。

抑揚やリズム、スピード感までもが、もう体に染み込んでいるのです。

100回は言い過ぎかもしれませんが、本番の場慣れはしていなくても、練習の場慣れをしておくと、かなり自分の自信になります。

結局自信の度合いで、落ち着けるかどうかも決まるのです。

万全の体制で本番を迎えたいですね。

以前、講演をお聞きして、感銘を受けたアナウンサーの浅沼道郎さんの本を御紹介致します。

さすがプロでした。

実況中継の再現なんか神業としか思えませんでしたが、様々なコツを教えていただきました。

お勧めの本ですよ。

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