先日、友人から広島土産で、宮島のもみじ饅頭をいただきました。
子ども達が瞬間に食べてしまいましたが、たいへん美味しかったようです。
ふと、数年前に宮島へ行ったことを思い出しました。
宮島 厳島神社
現地では、気にもしていなかったのですが、写真を見返すと、たしかにもじみ饅頭屋さんばかりです。
宮島へは、当然ですが船で渡ります。
だいたい10分くらいで到着します。
JR西日本が運営していて、電車だけではないんですね。
もみじ饅頭、かき、あなごと、お店が宮島を感じさせてくれます。
宮島の厳島神社には、市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)、田心姫命(たごりひめのみこと)、湍津姫命(たぎつひめのみこと)の三女神が、お祀りされているそうです。
結構な人数が一度に乗れる大きな船でした。
たった10分ですが、けっこう楽しい船旅です。
大鳥居や五重塔も見えて来ました。
この通常便の航路の他に、大鳥居に大接近する大鳥居便もあります。
乗るタイミングが合わずに残念。
宮島に上陸です。
観光地へ行くと、必ずと言っていいほど合戦の跡地に巡り会う気がします。
平和な時代に生まれてよかった。
宮島と言えば、鹿も有名ですね。
奈良の鹿よりもおとなしい気がします。
厳島神社は世界遺産にも指定されており、国宝でもあります。
かなり歴史が古いんですね。
海に建っている建物なので、維持するのが大変だったと思います。
宮島は、江戸時代のはじめ、全国を行脚した儒学者、林春斎が「日本国事跡考」において、卓越した三つの景観とした、日本三景の1つです。
松島、天橋立と同じく、海の青と松の緑が対象的で、その美しさは、えも言われぬ気持ちにさせてくれます。
こういった景観には、人力車が似合いますね。
でも、ちょっと乗るほどの距離はないかもしれません。
島内にも、もみじ饅頭屋さんがたくさんありました。
海沿いを歩いて、厳島神社へ向かいます。
海に浮かぶ大鳥居が立派で、見とれてしまいますね。
拝殿も赤と白のコントラストが、鮮やかです。
いよいよ参拝。
本当に海の上に建てられているんですね。
最初に建てようと考えた人は、凄いですね。
厳島神社が建てられたのは593年、佐伯鞍職によると言われているそうです。
こういった、海上に社殿がつくられたのは平安時代後期で、平清盛の援助を受けた佐伯景弘が、1168年、回廊で結ばれた寝殿造りの社殿を造営したそうです。
厳島神社から少しだけ移動します。
お隣の豊国神社がたいへん広いので、千畳敷と呼ばれます。この千畳敷きは完成する前に秀吉が死んでしまったために、天井が張られていない所もあり、未完成のままで今に至っています。
確かに広いですね。
天井も貼られないままです。
とっても長い縁側です。
ひなたぼっこのしがいがあります。
天井近くには、でかいしゃもじがありました。
宮島は日本一の木製しゃもじ産地だそうです。
宮島のしゃもじは、かつて僧侶が広めた産業だったそうです。
それが、厳島神社へ参拝する人々により、日本中に広められ、いつしか、「しゃもじでご飯をすくい取るが、勝利をすくい取る」とされるようなり、巨大なしゃもじは、戦勝祈願で奉納されたとのことです。
千畳敷(千畳閣)とこの五重の塔は、かつてお寺だったのが、明治の神仏分離から豊国神社として秀吉を祀るようになりました。
そして、宮島と言えば穴子。
すっかり穴子が食べてくなってしまいました。
で、早速お昼御飯に穴子の天ぷらを注文。
とってもデカい!
豪華穴子重。
ウナギとは、また違った美味しさですね。
ごちそうさまでした。
日本三景の宮島を出た後は、長崎県の「眼鏡橋」、東京の「日本橋」と並ぶ、日本三名橋の1つ錦帯橋へ向かいます。
岩国 錦帯橋
山口県岩国は、藩主吉川(きっかわ)氏六万石で栄えた城下町です。
山の頂上にみえる、岩国城が立派ですね。
お城まではロープウェイで行くことができます。
でも、今回は訪問せず。またいつか!
この錦川は、何度も洪水が起きて橋が流されていたそうです。
流されない橋を架けたいと、この木組み技法を考えて、水の圧力を軽減するために、独特な流線型になったとのことです。
ちなみに橋を渡るのは、有料です。
入橋券を購入してから、渡らなければなりません。
1673年に完成後、何度か架け替えられています。
現在の橋は平成になって架け替えられた四代目ですが、昔ながらの技法は変わっていません。
これは、本当に立派な橋ですね。
橋の維持の為にも、有料なのが頷けます。
こうやって、端から見ると感じませんでしたが、結構角度があります。
お年寄りが渡るには、ちょっと大変です。
錦帯橋越しに見える岩国城も立派でした。
その岩国城のふもとには、佐々木小次郎がいました。
吉川英治著の「宮本武蔵」で、錦帯橋・柳の木・つばめ・つばめ返し・巌流と連想して、「佐々木小次郎が、錦帯橋畔で柳の枝が燕を打つのを見て「燕返し」の術を得た」と、岩国に来て創作したそうです。
先日行きたかったけど、行けなかった巌流島の記事を掲載しましたが、この地域を中心に、宮本武蔵や佐々木小次郎は活躍したんですね。
その後は、錦帯橋を立ち、広島に戻りました。
広島 原爆ドーム
広島と言えば、ここに行かないわけにはいきません。
僕が紹介するまでもありませんが、反核・平和のシンボル、広島平和記念公園のすぐ横にある、原爆ドームです。
世界平和を願う平和の池です。
対岸には、爆心地のすぐそばに建っていた、原爆ドームがありました。
元の建物のほんの一部しか、残ってなかったんですね。
裏側から見たことがなかったのですが、ドームの他は、壁しか残ってないのが以外でした。
これを補強して、保存するのは、大変な苦労がありそうです。
宿泊したホテルからも、見ることができました。
こんご戦争が起きないためにも、大切に保管しなければならない理由が感じられます。
広島の夜は、やはり広島焼きをいただきました。
食べ散らかしており、お見苦しいですが、御当地のグルメを御当地で食べると、やっぱり格段に美味しいですね。
まとめ
宮島の厳島神社から、山口県へ入り岩国の錦帯橋を見て、原爆ドームへと巡りました。
もみじ饅頭、穴子や広島焼きと、地域の美味しいものも食べることができて、幸せな旅となりました。
すこし心残りが、広島の隠れたご当地グルメ「ウニクレソン」を食べられなかったことですね。
ずっと以前御紹介したワカコ酒というマンガにも、登場してきます。
もう「ウニクレソン」の回は、公開が終わってしまいましたが、他の話は、無料で読むことができます。
そんなに難しい料理ではないので、自分で作れますが、やはりお店で食べたいですね。
いつか、御当地で食べねば!
何か食べ物を目当てに行く度も楽しいですよね。
調べてみたら愛知県でも食べられるんですね。
練習で行ってこようかな(^^)