生き方は確立できるのか?
たいそうなタイトルを付けてしまいましたが、自分が「これでいいのだ!」と思えれば、既にあなたは、自分の生き方を確立できています。
これがなかなかできないから、みんな悩むのですが、何かしら現状に不満があると「これでいいのだ!」と思うことはできません。
少なくとも、「いいのだ!」>「現状の不満」でないと生き方を確立しがたいです。
その度合いを経験値や知識量で「いいのだ!」へ近づけることもできるので、年を経るほど、納得しやすくなるのでしょう。
画一的な人間になる!?
そんなことを考えている僕は、学校に通っている当時、同じ行動をしていたら、画一的な人間になる気がしていました。
とは言え、そんな心配は杞憂で、他の人の性格はそんなに同じような人ばかりではない。
どうしたって、キャラクターの違う方達と一緒に時間を過ごすわけだから、空気を読んだり調和すると生きやすくなる。
でも、それでいいのかなと、正解探しをし出すと途端に迷いが生じます。
ものごとの選び方は人それぞれ
そんな僕は、自分が何をしたいのかよりも、ものごとを消去法で選んでみたり、自分ができる分野は、こっちがよりランクが上だから、といった理由でものごとを選ぶ判断基準で、若い時分を過ごしていたら、そんな性格がすっかり自分に染みついてしまいました。
でも、振り返ってみるとしっかり努力もしているし、達成感も充分に得ている。
なるほど、やることを人一倍やって来たのに、前述の理由でそれが果たして、自分がやりたいことをやって来たかと言うと少し疑問です。
頑張るのは基本です
やりたいと思うからこそ、一生懸命になって努力もできたんじゃないのかなって思うけど、やらなくてはいけないときにやるクセ、が染みついているだけなのかもしれません。
選択した道を望んでいようが、望んでいまいが、そこに至った決断の経緯が、評価できるとは限らない。
初心って何だ?
自分に嘘を付いていることにさえ、気が付かないでいる可能性だってあります。
動機なんて、原動力だから大事にすべきなんだろうけど、残念ながら初心をすぐに忘れてしまいます。
だから、「初心忘るべからず」なんて言葉があるのだろう。
僕の場合、記憶の話なので、意味合いがかなり違いますけどね。
いずれにしても、今の自分を形作っているのは、発端となった決意や感情なんかではなく、ここに至る経緯や途中経過の方が大部分を占めている。
手段が目的になってもいい!
目的が、人とうまくやるってところに主眼が置かれ、達成する目的を大切にしないで、手段を重要視してしまっている。
そんなことをしていたら、もしかすると途中で目的がすり替わるかもしれません。
これでは、本当に自分が望む結果に到達できないことになります。
ただ、目的地に一直線に進むのもいいけど、手段を大切にして、地ならしをしながら、でこぼこを平らに、角を丸くして進んだ方が、後から来る人も歩みやすくなるのかなとも感じています。
気が付かないだけで、人に何か残せている
そのことを望むべくして体現してこなかったけど、経験則として分かっているんだと思います。
だから、感情と行動が食い違っているのかなと心配になったけど、ぐるっと一周して、やはり僕は、僕自身が望んだ行動を取っているのだと思う。
決断時の取捨選択方法だって、調和を尊び、はじき出した答えでも、自分の血肉になるまで馴染ませてしまえば、もうその選択は本意になる。
簡単には変えられない
気が付くと半世紀ほども生きましたが、今更生き方は変えられない。
生き方って何のことをいうのだろう、って考えたこともありました。
日頃の立ち振る舞いや判断基準のことなんだろうなぁって、漠然と思ってた時期もありましたが、今は少し納得できています。
ものごとの自分への落とし込み方が、自分の表面ににじみ出ることが、生き方なんだって。
言葉では言い表せないもの
自分勝手に納得して、言葉としての表現方法に欠けているけども、まぁここで分かりやすい表現を考えない方が、もっと自分に落とし込めていいかな。
イメージなんて、所詮言葉で言い表し尽くせない物なのかもしれません。
同じ文章を見ても受け手次第で感じ取り方が違いますしね。
ふと思うと僕が日頃やれている他人への配慮や調和って、実は独りよがりのもので、理屈よりも感覚でやってるなぁ。
考えるなら、動いてみた方がいい
さて、自分のやりたいことに、自分を後回しにするってことができる矛盾も混在できるのにも気が付いたし、また、何も考えないで感覚で生きてみよう。
僕が考える「自分の生き方を確立する方法」に結論が言葉で出せませんが、それでも表現するならば、「思ったことは実行してみよう」ですね。
たいして考えないで感覚で動いた方が、トータルで納得できます。
しくじって困っても、困ってから考えた方が、結果として色んなことができるようになります。
本当に困った時の方が、困る前に悩むより真剣ですから。
「いいのだ!」=「自分の経験」で生き方を確立
「これでいいのだ!」とは、後悔のない選択肢を積み重ねることです。
後悔のない選択肢とは何かを大事に感じていれば、いつかそう言えると思います。
迷って、ぶれて、悩んで、悔やんで、そんなことを繰り返し経験していると、何となく見えてくるものがあります。
そこに見えるものが、きっと自分の生き方に他ならないと思うので、目の前のことには全力で取り組んでいきたいですね。
「これでいいのだ!」