事業を起こすと、小さなことも大きなことも一喜一憂できます。
それが嬉しいことでも辛いことでも、全て自分事なのです。
起業を選択肢の1つに含めてみては、いかがでしょうか?
起業の危険性
一般的に起業というと、店舗やビルの一室を借りて看板を出し、いかにも商売しておりますってイメージになるかと思いますが、すぐにでも利益が出る見込みがなければ、大変危険です。
もちろん用意した開業資金から、当面の経費や生活費を支出して、底を尽きるまでに軌道に乗せることができれば、全く問題はありません。
でも、そんな絶対に儲かる前提で起業できる方の方が少ないはずです。
株式会社での起業
となると固定費の様な何もしなくても、お金が減っていく仕組みは、極力避けなければなりません。
自宅の一室の個人事業主から始めるのが、一番経費がかかりませんが、あえて会社設立をしてみては、どうだろうかと思うのです。
当然、経費もかかるし、必要な手続きも個人より多いので面倒であることは否めません。
ただ、内定取消しも起こっている今の状況下では、新卒の学生や職を探している方にとっては、就職活動に費やす労力や時間を事業へ向けても良いのではないかと考えます。
起業は自己の成長を加速させる
むしろ、お金がないので、会社設立登記を司法書士に頼めない。
会計を税理士に頼めない。
ホームページ作成を頼めない。
といった事情があるので、全部自分で勉強をしなくてはなりません。
この作業が、将来的には、知識の強みとなって事業の成長に役立つのです。
理想を言えば、本業に邁進して些末な作業は、専門家に丸投げしてしまう方が素晴らしいのですが、なかなか本業はそんなに自分を忙しくはしてくれません。
商売はアイデアです。
アイデアを捻出する仕組みは、四六時中考えることです。
苦境や逆境の方が、頭を常に使い続けます。
リスクを回避をするために必須の5箇条
もちろんリスクを最小限にしなくてはなりませんので、少なくとも下記の5箇条は守らなくてはなりません。
- 社員を雇わない
仕事がなくても給料は払わなくてはいけません。 - 出資をしてもらわない
将来事業が拡大してくると株を買い戻すのが大変です。 - オフィスを借りない
仕事がなくても家賃を払わないといけません。 - 借金をしない。
仕事がなくても返済しなくてはなりません。 - 体裁は二の次にする
来客を極力なくし、立派な看板や高い車の様な見栄えは出費がかさみます。
業種を絞る
当然選べる業種も絞られます。
仕入れがあるような業種は、上記の項目を守ると選ぶことができません。
もし、自分がやりたい仕事があるならば、大きく遠回りしてみてはどうでしょう。
本当にやりたい仕事は、勤めに出て給料をいただくくらいの収益が上がってから、始めても遅くないかもしれません。
その時には、それこそ最初の事業を人に任せて、潤沢になって来た資金で、自分のやりたい新しい事業を起こせばいいのです。
株式会社の方がカッコいい!
会社の設立も合同会社より株式会社の方が、世間体がいいのも否めません。
法人としか取引をしない会社も結構ありますが、そんな実益面でなく、名刺に「代表取締役社長」と書けることがモチベーションアップに繋がるのです。
バカバカしい話に聞こえるかもしれませんが、いい肩書きの名刺を差し出せるとそれだけで自分の鼻が高くなってしまいます。
こんな自尊心を満たす行為も、自分をより事業に邁進させるのです。
生活面でもフリーランスより、人のウケ?がいいかもしれません。
自分のこだわりを捨てる
商売にこだわりは大切です。
しかし、起業時には、なりふり構っている場合ではなく、儲けることを一番に考えなければなりません。
やりたいことをして報酬を得るよりも、お金をもらえるためには、何をしたらいいかということを逆から考えないといけません。
経費がかからない方法にして一人でやっていれば、売上が上がらないときも、自分が我慢すればツブれずにすみます。
もし、養わなくてはならない家族がいる方は、ごめんなさい。早急にお勤めをして、給料から蓄えをなされてから始めた方が無難です。
起業リスクの低下と醍醐味
以前と比べて日本の企業では、終身雇用のシステムが崩壊しております。
大きな会社に就職できたら一生安泰の時代は、とっくに終わってしまったのです。
そのリスクと比べれば、起業のリスクも相対的に随分と減って来ました。
自分自身の会社に起こることは、勤めて仕事をする場合よりも、出来事が大きい小さいにかかわりなく、一喜一憂することができます。
つらいことも大きく感じますが、嬉しいことも大きく感じることができます。
時代の変化に対応できるスキルが身につく
大企業に勤める安泰がない今、生き残っていく方法は、「自分のスキルで食べていける状態を作る」か「資産運用ができるほどの資産を持つか」のどちらかしかありません。
起業は、難しそう、大変そう、すぐにつぶれそう、なんて思うかもしれませんが、そういった面は確かにあります。
しかし、それを乗り越えていくからこそ、新しい価値を生み続けるスキルが身に付くのです。
どんな産業も寿命があるといいます。
必要とされることに応えることが、商売の根幹なので、必要とされるモノが移り変わっていく以上、産業や商売にも寿命があり、会社にも寿命があることになってしまいます。
ただ、それは同じ業種を続けていた場合の話で、常にうつろい続ける世情を敏感に捉えていくことができれば、身についていた新しい価値を生み続けるスキルが活きてきます。
自分でやればやるほど、スキルがアップしていきますので、世間が変わっても対応していけるのです。
副業起業もオススメ
とは言え、今仕事を持っていない方へ向けた話ですので、現在お勤めをしている方にとっては、第一歩にかなり勇気が必要になります。
2018年1月に厚生労働省が「副業・兼業の促進に関するガイドライン」を作成し、「モデル就業規則」から副業禁止の規定を削除しました。
世の中全体が副業を推進しているのです。
本業を続けながら、起業をする。そんなことも今の時代はできるようになりました。
いきなり生活費の全てを稼ぐことは難しいので、徐々にシフトしていく方法もあります。
まとめ
無責任なことをずーっと羅列しておりますが、自分で起業する醍醐味は、やはりやってみないと分かりません。
こころの平穏を求める方には不向きですが、生きていることを実感できるのは間違いありません。
できることから始めてみる。そんな起業をオススメ致します。
-
起業の雑学HOME
続きを見る