ブログの記事も財産の一つですが、人脈も目に見えない財産のひとつです。
広い人脈を持っていると、仕事の依頼が来ることもあれば、将来的に自分の生き方までに影響して、人生が変わることさえあります。
これから起業をしたい人、起業して間がない人、そんな方に強い人脈の作り方をお伝え致します。
人脈のメリット5つ
視野が広がる
世の中には、自分では思いも付かないような発想を持っている方がたくさんいます。
そんな方々の考え方に影響を受けると、これまでの自分とは違った目線でものごとを見ることができるようになります。
仕事を受注できる
様々な業種の方と繋がりを持つことで、お互いの需要と供給が合致することはよくあります。
そんな時に人は知らない人にお願いするよりも、よく知った方に依頼をするものです。
助けてもらえる
様々な経験をされている方や専門知識を持っている方達と縁を持っておくと、アドバイスやサポートを受けることができます。
あなたが苦しんだり、困っていることなんて、とっくに経験済みで解決して来た人たちは、案外世の中にいくらでもいるので、自分の狭い世界で目の前が真っ暗になっていても、助けてもらうことができます。
自信になる
自分だけではできないことも人脈を持つことによって、何かあったらこの人に頼めばいいといった安心感が、自分の業務への自信へと繋がります。
バックボーンが自己を堂々とした姿勢を育ててくれるのです。
友人が増える
これは、人脈の副産物ですが、同じ方向を向いて、同じ時間を共有することが、人脈作りには必要になる為、その過程で学生時代のような人間関係を構築できる仲間を増やすことができます。
一生の親友が、大人になってからもできるかもしれないのです。
人脈の必要性
事業を起こすときの方法論や手続きも大切ですが、当然商売である以上お金儲けなので、稼げなければ廃業することになります。
今はネットで様々な情報を手に入れることができますが、やはり実際に人と会って得られる情報は希少価値が高く、他では聞けないような情報は、人脈が広くないと得ることができません。
知っておくと役に立つ知識やスキルも、その道のプロに任せてしまえば、気にもしないで商売をすることができます。
実際に素晴らしい知識やセンスを持っていて技術は凄いのに、経営には興味がない職人タイプの事業主や社長はよく見かけます。
個人的には好きなタイプですが、いつまでもプレイヤーでいると事業の発展が見込めないこともあります。
できれば創業時からマネジメントも常に気に掛けていたほうが、少しずつでも経営スキルが自分のものになって、気が付くと何もかも分かる様になっていたってこともあります。
そんな後押しも、人脈があればより早いかと思います。
視野の広い方を見ると、すべからく成功しているように感じます。
まじめにいい仕事をして、やることしっかりやってれば、お金なんて後から付いてくるわ!っていう方がむくわれる世の中でないのが少し切ないですね。
努力家や正直者が、全てむくわれるような社会であって欲しいと思います。
でも、崩壊しかかっているとは言え、日本は資本主義なので、折角商売するならば、うまくやらないともったいないです。
商売をするにあたって、業務内容は千差万別ですが、事業を伸ばすために共通しているのは、強い人脈です。
人脈がもたらす効果
経営者には様々な資質が要求されます。
ざっと「経営力」「企画力」「技術力」「営業力」「人脈力」「業界力」「統率力」「継続力」の8つではないでしょうか。
かなり多岐にわたります。全て万遍なく持っている方は天才ですが、どれか一つでも突き抜けていれば、それだけで事業を成功に導くことは可能です。
世の中には、自分にないものを補うサービスがたくさんでもあります。
そういったものを利用すれば、自分の得意な分野に打ち込むことができるのです。
ただ、どんなサービスをどこで受けたらいいかさえ分からない時でも、人脈が広がっていれば、自分よりも経験値や、スキルが高い仲間から、アドバイスを適切に受けることができるのです。
また、困った時に一緒に切磋琢磨できる人脈の仲間がいると、互いに励みとなって、その方と一生の友人になることもあり得ます。
人脈の扱い方
人間関係の煩わしさからフリーランスを選んだ方もおられると思います。
そういった方も既に勤務しているわけではないので、自分とウマが合う方だけと自由に付き合えばいいのです。
自分と考え方が同じだったり、同じ境遇の方達と出会うには、事業所でじっと閉じこもっていては何も得ることはできません。
ネットビジネス上でフォロワーをたくさん集めて、収入を得るのも素晴らしいのですが、やはり膝と膝をつき合わせて熱く事業の話をするのも悪くありません。
「人は人によってしか、磨かれない」といいます。「一生を通してどんな方に出会ったかが、その人の人生になる」といいます。
どちらも石川洋さんの言葉です。
「できるか、できないかの選択をしている間は迷い続ける。やるか、やらないかである。決めれば能力は生まれる。」という言葉も残しておられます。
簡単なたった一つの人脈の作り方
とは言え、なかなか自分の意思だけでは、ものごとを決断できるものではありません。
でも、そんな時に背中を押してくれるのは、やはり現実の仲間だと思うのです。
これまで仕事で出会って来た方達ももちろん人脈です。
でも、仕事以外の時間を多く共にすることで、損得なしの付き合いができる人脈を培える場もあります。
自分自身の経験から、良好な強い人脈を作ることができる団体をピックアップしてみました。
- 消防団
- 商工会議所
- 商工会議所青年部(YEG)
- 商工会
- 商工会青年部(IMPULSE)
- 青年会議所(JC)
- 中小企団体中央会
- 中小企業青年中央会
- 中小企業家同友会
- 青年同友会
- 法人会
- 法人会青年部会
- 経済同友会
- 倫理研究所
- ロータリークラブ
- ライオンズクラブ
- BNI
商売の成功を共に目指す団体から、ボランティア団体まで様々です。
青年団体だと年齢の上限もあります。
ただ、ここで大切なのは、矛盾しているようですが、お付き合いに商売を持ち込まない方が、事業はうまくいくということです。
でも、最低限、自分がどんな仕事をしているかくらいは、業務内容の把握をしておいてもらわないと困ります。
大切なのは、何か困った時に、最初に思い浮かべてもらえるような存在になることです。
団体に所属する恩恵
所属する団体で内容は異なりますが、入会すると同じ目的に向かって活動することになります。
そこに所属している以上、そもそも入った動機が同じであることが多いので、もともと心の距離が近いのかもしれません。
そんな関係性でお付き合いをしていれば、気が付くとお互いに信頼を得ているので、何かあったら無条件で仕事の依頼をしていただけます。
とは言え、甘えっぱなしではなく、こちら側の配慮も忘れてはいけません。
でも、その繰り返しが、また強固な信頼関係を構築していくのです。
そういった関係になることができれば、もしその方の知人に仕事のニーズがあった時には、まず先にあなたのことを紹介してくれますので、また繋がりが増えていきます。
人脈が増えれば増えるほど、自分の代わりの営業マンが増えていくのです。
あなたのことを知らない方でも、あなたを紹介する方が、あなたと一緒に所属していると団体名を相手に告げることで、個人の信用がまだなくても、その団体に所属しているという一定の信頼感を与えることができます。
そういった意味でも、自分に合った団体を見つけて入会することをオススメ致します。
団体に所属していることが、ある種の「ブランド」や「ステータス」になっていると言い換えてもいいかもしれません。
まとめ~自己の成長~人生を豊かにする財産
先ほどの団体が、どんな団体か1つ1つ説明は致しませんが、何か御縁があったら飛び込んでみて下さい。
きっといい関係になれる人物と出会うことができます。
また、商売や事業以外の様々な体験ができるので、人生の学びにもなります。
中には、割とギリギリまで自分を追い込んでくれる訓練団体もあるので、精神的にもタフになれることもあります。
おかしなことを言いますが、事業と違って最大限の努力で最小限の効果を得るくらいの気持ちで取り組めるので、自己の成長に繋がります。
それは非効率にやろうという事ではなく、事前に出来ることはいくらでもあるのだから、全力で取り組もうという意味です。
そんなことを一緒にやっていると、相手とのウマが合う合わないの問題でなく、同じ釜の飯を食った仲間になるので、お互いの根っ子が共通した関係性は、お互いにオールオッケーになっていきます。
現実の仕事でも、そういった団体の活動でも言えることですが、「役が人を創る」という言葉があります。
適度な負荷を課していただき、自分の考え方を根幹から変えてくれるような出会いや出来事に触れ合い、自分の既成概念を壊すことが事業に役立つ時もあるのです。
事業に取り組んでいて、これ以上何もすることがないと思うところまで、準備に準備を重ねて、考えに考えて心血を注いだものは、ふとした瞬間に別のものに昇華するタイミングがあります。
そんな経験を予め体験させてくれる、学び舎や仲間に出会えることができたなら、最高に幸せだと思います。
その経験は必ず現実の事業で活かすことができるからです。
学生時代を終えると、なかなか親友と呼べる友人を作ることができません。
折角事業を始めたのなら「人脈は人生を豊にする財産」ですので、お金儲けと共に、楽しく、おもしろく、一生懸命にやりたいですね。
できれば、是非とも、若いうちに飛び込んでみて下さい❗️