食べ物

【食のワンダーランド山猫軒】ここは注文の多い料理店!?

2020年4月15日

知っている人は知っていて、大ファンが多い名古屋市中区にある「山猫軒」。

噂は聞いていたのですが、なかなか行ったことのある方が、周りにもいなかったので、どんなものかと行ってきました。

 

お店の場所が分かりにくい山猫軒

ホームページというより、マスターのブログなのかな。

それを見て予約したのですが、こだわりにこだわり抜いておられる姿勢が、溢れてこぼれ落ちそうな程、料理の説明が書かれています。

文字だけ見ても、伺う前からおいしそうです。

名古屋の丸の内にあるのですが、ちょっとお店を発見するのに、苦労するかもしれません。

山猫軒 (ヤマネコケン)
愛知県名古屋市中区丸の内1-5-17 渋谷ビル 2F
電話予約
090-6574-1242

 

魅惑的な看板

ビルの階段の横に看板が貼ってあり、読みにくいですが、お料理のことや、値段のことがかいてあります。

暗いときは気にしていないと、見落としてしまうかも。

小さなレストラン
山猫軒 ご案内
ここにしかない本来の
イタリア フランス 日本のお料理や
日本でここならではのすっぽんの料理
ご予約は7000円から2万円
すききらいやご希望を伺ってご用意します。
当日予約の場合は3000円~1万円
でうけたわまわります。今日あるものでおつくりしますが、
・・・・ないと思います。
・・・・の方も 5分前でよいかと
・・・・・・・る?といった・・
・・・・・・・いただけると確実です
TEL 090-6574-1242
山猫軒 伊藤  まで
休日 予約の無い日が休みです

かなり読みにくいですが、読んでみましたが、一部読み切れませんでした。

 

中の様子が分からない

階段を上がると表れる扉。

どう見ても入りにくい門構え。

勇気を出して入ります。

宮沢賢治の小説「山猫軒」が連想されます。

注文が多いのでしょうか。

宮沢賢治は岩手県花巻市の出身で、僕も行ったことがありますが、宮沢賢治のことを町を挙げて全面に押し出しておりました。

 

町も、宮沢賢治押しでした。

 

宮沢賢治記念館には、こんなレストランもあって、雰囲気があります。

話がそれてしまいましたので、戻します。

 

初回はスタンダードコースから

「初めてお越しのお客様は、スタンダードコースのお料理15,000円からお願いします。」と丁寧なメールをいただいておりましたので、それを選択。

お店に入るとカウンターのみの席で、きれいなカウンターに比べると壁側は、かなり雑然としておりました。

でも、マスターのブログを見て予習済みでしたので、逆に落ち着けるくらいに感じます。

お料理の前にマスターから、山猫軒の説明がありました。お酒も飲み放題で、どれだけでも頼めます。

値段は選べるお酒の種類で、3000円、5000円、7000円と上がっていくようです。

お料理メインで来ているので、3000円のお酒をお願いしました。

ビールが大好きで、どこへ行ってもビールを頼む僕ですが、郷に入れば郷に従え。

ここばかりはマスターのお勧めに従います。

各地の色んなタイプの日本酒から始まり、ワインへと移行していきました。

 

こだわりの食材と丁寧な説明

料理の合間に、本当に色んなお話を聞かせていただけます。

 

鶏ガラスープ

 

料理の合間に、本当に色んなお話を聞かせていただけます。

まずはスープから。

すっきりした味わい。でも深い。

とてもおいしい。

ただ表現する僕の語彙力が足らない...

このスープは、宇治田農場にお願いして作ってもらっている、鶏のガラを煮込んだシンプルなスープなのに、味わい深い。

飼育方法まで指定して、育ててもらっている鳥だそうで、こだわりを感じます。

 

見蘭牛のまぜご飯

早くもご飯が出てきましたが、日本酒とまぜご飯って、こんなに合うとは思いませんでした。

これまたお酒が進む。素材の持ち味を活かしています。

日本酒と一緒に食べる発想が、僕にはありませんし、他のお店でもないのではないでしょうか。

また、この米がうまいんだ。

でも、和食やお寿司屋さんでも、少しの御飯が、早めに出ることはあるか。

僕の認識不足だけかも。

食材の説明も写真を付けて、見せてもらえます。この牛肉は「見蘭牛(けんらんぎゅう)」という牛の様で大変貴重なようです。

 

ゆがんだグラス樹

歪んだワイングラス「樹(いつき)」

このいびつさが、大切なのだそうです。

かなり詳しくこのグラスの説明をしていただきました。

ちょっとお酒もまわってきて、いい気分だったので正確には覚えていないのですが、真円を描いた時点で分子構造が壊れて、お酒の味を損ねてしますそうなのです。

そのため、形がどこも均一に作られていないグラスです。

飲む向きを変えるだけで味が変わるそうで、やってみましたら、確かにそう感じてしまうのが不思議でした。

話が難しすぎて、理解し切れませんでしたので、本当にそうなのか、僕が単純なだけか、ちょっと確証がありませんが、実際にそう感じました。

でも、間違えると、ちょっとうさんくさい...

 

刺身とこだわり醤油

お刺身。

このちょっとの量がうれしい。

醤油に関しても、何かお聞きしたはずですが、この辺から記憶が曖昧になってきて、ちゃんと覚えてなかったです。

 

おいしいものをすこしずつ。

一品一品しっかり味わっていただきました。

 

このわたとくちこ

このわたとくちこ。

贅沢ですねぇ、通風の天敵です。

磯の風味がもの凄い!口の中を日本酒で洗い流さざるを得ません。

こういったものは、たくさん食べるものではないですね。

高くてよかった。

お手軽なお値段だったら、日頃から買い求めてしまいます。

 

穴子のにぎり

ここでお寿司。

穴子のにぎり。

これだけは熱々を食べて下さい、ということで、口の中に放り込むとその瞬間、全てがほどけてしまいました。

うーん、うまい。

口の中で、こんなにすぐバラバラになる食べ物って、他にないくらいです。

 

スッポンのおすまし

スッポンのおすまし。

スッポンって、食感が名古屋コーチンみたいだな、と思うのは僕だけでしょうか。

味音痴ですね。

獣臭さが全くありません。

少ししかないのが悲しい。

 

アグー豚のネギマ

ネギマ。

でも別格なネギマ。

アグー豚だそうです。

へー、アグー豚ってよく食べるけど、おいしいよなぁなんて食べる前に思っていたら、種類が違うみたいで全然別物。

写真見せてもらいましたが、ちょっと恐い豚さんでした。

マスターのブログに詳しいことが書いてありました。

 

ホワイトアスパラガスのステーキ

ホワイトアスパラガスのステーキ。

エキスが表面ににじみ出ていますね。

これがうまい。

瓶詰めのフニャフニャじゃない、食べ応えのある、ホワイトアスパラガス。

ついマヨネーズ掛けたくなりますが、しっかり味が染み渡ってました。

フニャフニャの方も好きです。

 

生ハム

この生ハムは、目の前でスライスしてもらえるので、香りが素晴らしい。

でも何故だろう、ここまで出てきた料理のおいしさからか、このお皿が箸休めに思えてしまいます。

 

玉ねぎのステーキ

淡路島産玉ねぎのステーキ。

自然な甘みが、優しい。

ワインとの取り合わせに最高でした。

 

チーズ各種

再び生ハム。

今度はチーズです。

あっさりから、こく深いものまで。

生ハムと食べると素晴らしかった。

山羊のチーズは、薫りが強烈でしたが、その分赤ワインとの相性バツグン。

 

そりゃ、どんどんと進むわけです。

 

ラクレットチーズとドライヤー

ラクレットチーズをこんな風に溶かすなんて...初めて見ました。

驚いて、パンにチーズがかかった写真を撮るの、忘れていました。

ドライヤー溶けてますね。

 

見蘭牛

再び見蘭牛。

お塩が、肉の素材の味を、引き出しています。

この量でいいんです。

そうじゃないと、色んな種類のものを、たくさん食べられませんから。

毎回ちょっと足りないくらいが、次に繋がるというもんです。

ホントはもう少し食べたい。

 

からすみのおにぎり

〆になって来ました。

大きさがベストサイズ。

からすみのおにぎり。

やることがいちいち憎いです。

まぶしてあるのと、中にはいってるやつ。

お酒が飲めるご飯です。

 

脂の甘い豚汁

ちょっとこの豚汁、アグー豚の豚汁だったか、いのししだったか、記憶が定かではありません。

でも、ただの豚汁ではない。

脂身がとっても甘くて、おいしかったことを覚えています。

言葉の記憶は残らなくても、味の記憶はしっかり残りますね。

酸味が絶妙な珈琲

自家製のシフォンケーキと、入れ立ての珈琲。

珈琲の味について苦い方がいいか、酸味がある方がいいかと聞かれたので、あえて苦手な酸味の強い方をお願いしました。

実際酸っぱかった。

珈琲に酸っぱいって変ですが、そう感じるんです。

シフォンケーキを食べながらすすると、その相性にビックリしました。

酸味がかえって甘みを引き立たせるんでね。

苦みと甘みは分かるのですが、勉強になります。

振り返ると本当にたくさんのお料理を出していただきました。

大満足です。

 

まとめ

あっという間の時間でした!って書きたいところですが、マスターの造形深いお話が時折挟まれるので、なんと4時間お店にいたことになります。

いや~なかなか、4時間も同じお店に、おれるものではないですよ。

でも、注がれるお酒の量が絶妙で、酔っ払い過ぎずに、適度な酔い方をさせていただけましたので、お料理をちゃんと味わうことができました。

いつもの僕なら、4時間も飲んでだら、後半覚えてませんから。

間違いなく、普通のお店ではない「山猫軒」。

正直万人向けではなく、初見は面食らうかもしれません。

でも、マスターの考え尽くされた料理や、素材に対するこだわりに、感服する部分が間違いなくあります。

失礼ながら、考え尽くされ過ぎて、常人の理論から飛躍している時があるのは否めませんが、それも含めて「山猫軒」なんだと思いました。

お料理とお酒を楽しむ以外の要素で、一種のエンターテイメントを見る気持ちで、行ってみるのもいいのかなと思います。一度は行きたいお店としてお勧めですよ!

 

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