お酒のお供に最高な燻製。
元々、食材の長期保存を目的に作られました。
塩漬けにしてから、乾燥して、煙でいぶします。
食材が香ばしくなって、大変美味しくなりますが、家庭で作ろうと思うと、そんなに簡単ではありません。
手軽に燻製が作れたら、より食事の幅が広ると思い、簡単に燻製を楽しむ道具を試してみました。
今回、購入したのが「BKLN DINERのコンパクト スモーカー」。
4500円程。
お手頃なお値段です。
コンパクトスモーカー
商品は、名前のとおり大変コンパクトです。
箱の大きさも15㎝位です。
開けてみると、改めて本体の小ささが際立ちます。
本体は高さが11.5㎝。
もの凄くコンパクトで、正に商品名どおりです。
チップを載せるフィルター部分を外すと、ファンが出てきました。
電池は、単三電池2本。
こんな構造です。
燻製方法も、詳細に記載してありました。
燻製してみました
今回準備したのは、鮭の刺身。
これをスモークサーモンにします。
燻製の種類には冷燻法、温燻法、熱燻法の3つがあって、このコンパクトスモーカーは、熱が全く入りませんから、冷燻法になります。
しかし、冷燻法では、日持ちがするような燻製にはなりません。
本来はソミュール液に漬けてから、ある程度乾燥させて燻すのですが、お手軽さを求めているので一切やりません。
食材の準備は完了。
後は燻します。
点火・燻煙
今回はヒッコリーのチップを選択。
火を付けます。
上から下へ火を付けるので、ライターでは、なかなか火が付きませんでした。
でも、スイッチを入れたら、空気が吸い込まれるので、簡単に着火できました。
スイッチを付けていないと、火が付かないので、ご注意下さい。
スイッチは、控え目です。
火を付けると、勢いよく煙がチューブの先から吹き出し、煙まみれになります。
急いでラップでボウルを覆い、窓を開け換気扇を付けます。
台所の火災報知器が鳴る前に、何とか間に合いました。
火が付かないな~、なんてやってたからこんなに勢いよく煙が出るとは...
こちらもご注意下さい。
ボウルに煙が充満していきました。
説明書には15分から20分程度と記載してあったのですが、少し食べてみたら、スモーク感が少なかったので、30分以上放置してみました。
スモーク完了
スモーク完了です。
見た目には、違いが全く分かりません。
少しくらい色が付くかなと思ってましたが、写真でも肉眼でも違いが全く分かりませんでした。
でも若干暗くなったかな。
食べてみました
実際に食べてみたところ...
口の中に溢れるスモーキー感!口に入れた瞬間、うわ、これ凄いってなりました!!
感動して噛んでいると、あれこれ凄過ぎない?
ちょっと方向性が違うぞ!?となって来ました。
どう表現したらいいのでしょう。
ホントの煙を吸っているような感覚。
香ばしい燻製というよりは、煙喰ってる感覚。
煙感が強すぎました。
これには家族も閉口。
正直風味が強過ぎてサーモンの味を楽しむどころではなくなってしまいました。
あー器具まで買って失敗したなぁなんて思いながら、マヨネーズを付けて食べてみたら、これが当たり!
マヨネーズのまろやかさが、行き過ぎた煙感を包み込んでくれて、お!これいいじゃん!!ってなり、最高のお酒のつまみへと変化したのです。
家飲みが、更に楽しくなりそうです。
今回の失敗は、単純にスモーク時間が長過ぎたようなので、説明書どおりの時間で充分だと思います。
燻製の燻製醤油がけ
少し失敗しましたが、折角作ったので、もう少し変わったことを試してみようと思いました。
燻製に燻製醤油を掛けてみます。
安本産業さんのくんせいしょうゆ
燻製醤油について、詳しくはこちらをご覧ください。
大変風味が増す、この燻製醤油ですが、普通のスーパーでは、ほとんど見かけることがありません。
ラベルの裏に、使い方が書いてありました。
かなり魅力的です。
この「くんせいしょうゆ」を、作ったスモークサーモンに掛けてみました。
不思議と煙感の強さがやわらぎました。
燻製に燻製を足すので、スモーク感が強まってもいいんでしょうが、何故か程よいところに収まっていました。
まとめ
長々と御紹介しましたが、今後もこのコンパクトスモーカーは活躍してくれそうです。
なにより安くて、お手軽なのがいいですね。
相性の良し悪しもあるみたいですが、カマンベールチーズやプロセスチーズは、バツグンでしょうね。
他には牡蠣もいいかもしれません。
また、お酒自体を燻製にして、楽しむ方法にも使えます。
ウイスキーで試してみると、更にスモーキーさが増します。
煙臭いのが好きな方には、最適な楽しみ方ができます。
色々と楽しいので、よかったら試してみて下さいね~。