エッセイ

人に奢ることの意味|心から見返りを求めないことが大切

 頻繁ではないけど、食事に行って一緒に行った人の分を奢ることがある。「奢る」ってPCやスマホだと簡単に変換してくれるけど、ぱっと漢字が思い浮かばなかったので、一緒に意味も調べてみました。


①おごる(奢る)
自分のお金で他人にご馳走する意味。本来「奢る」という言葉には、分不相応な贅沢をするという意味もある。

②おごる(奢る・驕る・傲る)
思いあがってわがままな態度をとる。自分の才能や家柄、地位、財産などに得意になって、それに胡坐をかいて勝手な振舞いをすることを指す。漢字で明確な区別をしない場合もありますが、「傲る」は、心持ちを表わす意味合いが強いのが特徴。勝手な振舞いをするというよりも、慢心から人を見下したような態度をとることに対して使用する場合が多い。


 同じ漢字で①と②の意味を使い分けるんですね。ちょっと意外でした。確かに不相応な贅沢をするという意味もあるならば、何となく通ずるものがあります。ちょっと漢字を比べてみると贅沢の贅と奢るって字のつくりが近いように見える。でも、自分の感想なので全く根拠はありません。貝と日だから成り立ちはやっぱり違うのでしょう。


 そんな「奢る」という行為だけど、わざわざ出さなくていい出費までして、人の分を払うなんて本来必要ないはずです。でも、酔っ払って気持ちよくなって出してしまったり、年下だから払ってあげたり、相手が女性だからかっこつけたかったり、取引先の方との関係性から日頃の御礼や今後を思って支払うなど様々なシチュエーションがあると思います。


 仕事上の接待となると話が違いますが、基本的に見返りを求めて奢る訳ではなく、相手への好意から奢ってしまう事が自分の場合多い気がします。それはみんなそうか。
 不思議なもので仲のいい友人に奢ったことはすぐに忘れてしまいますが、そうでない方に支払ったときは、何となく覚えています。単に自分の器が小さいだけかもしれませんが、親しい友人に奢ることは自分に取って当たり前の行為なので記憶に残らないのに対して、そうでない方の場合は嫌な気持ちが残っているから記憶に残ってるんだと思います。


 まぁ、必要以上に無駄遣いする必要もないので、積極的に奢ることはしませんが、記念日やお祝い事なんかがあると奢ってあげたいですね。でも、その場合だと何となく見返りを求めてしまう気にもなりそうです。親しい友人に誕生日に奢ったのに自分の時は何も返してくれなかったなぁって少しさみしい気持ちになりそうです。やっぱり自分の気持ちも完全に無償ではないわけだ。


 とは言え、こんな発想をするようになったのは、やはり目上の方から奢っていただく機会が多かったのも理由の一つです。当然その方に奢り返すことはさせていただけず、丁寧に御礼をするに留まるのですが、上の人にしてもらったことは、順番として下の方にしてあげようと思うようになりました。

 単純なもので、やっぱり奢ってもらった方には悪い感情を抱きにくいですし、意図的に好かれようと思ってやってませんが、頻繁ではないにせよその効果を実感しているからか、つい実践してしまいます。結果的にことが上手く運ぶことが多いのも事実ですし。


 お金でその人のことを判断してはいけないけど、ケチな人はやっぱりよく思われない傾向がありますよね。かといって理由も必要もないのに支払ってもらってもちょっと困ってしまいます。やっぱり人間関係を良好に保つカンフル剤的な役割くらいの気楽なものにしておくと、たまに奢り奢られもってのも楽しいですから。

 でも、当たり前ですが、奢るとさいふが寂しくなるのがちょっと痛いですねぇ...

 奢る奢られの記事書いてたら、奢って欲しい食べ物載せてみたくなりました。全部おいしかったなぁ。誰か奢ってくんないかな。

 

 

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