エッセイ

坂について考えると人生の様々な総量って実は同じだと気付きます

 割と平坦な場所に住んでいるから、日常で坂を降りたり登ったりする事はほとんどない。ビルの階段を登るくらいでしょうか。でも、ビルの階段は坂っぽくないな。


 今回はたまたま旅先に坂があったので、テーマにしてみました。坂のある街って、結構独特な雰囲気があると思う。その坂を不便と感じる人もいるかもしれないけど、情緒があって僕は好きです。


 坂の登り降りってきっと日常の生活では、慣れてしまえば苦にもならなくなって来るのかなとも思う。でも、年をとって足腰が弱って来たら、大変そうだけども。


 温泉街に来て、宿の周りをぐるっと散歩して来たけら、結構いい運動になった。子供の頃から坂のある街に住んでいたら、きっと足腰の強い子供になるのかなと思うけど、あまりそんな話も聞かないですね。実際の所どうなんだろうか。


 坂を登ってみていかに自分の体力がないのかが分かったのですが、ほんの少し登っただけでも、振り返ってみたら結構見晴らしがいい。日頃見る事が少ない海が見えたので一瞬心が奪われました。途中急だけど、近道になるルートを四苦八苦して登って来たのですが、横道なんかがあるとそっちに行ってみたくなっちゃう。急な坂の細い道だから、車も来ないし住むには案外静かでいいのかもしれないと思いました。見晴らしもいいしね。

この近道はしんどかった。


 それでもやっぱりご年配には大変そうだから、ゆくゆくは空き家も増えてしまうのかもしれないなんて考えて歩いておりました。日頃運動をあまりしないので、こうやって必然的に運動になる環境を自分で用意してもいいのかもしれません。スポーツジムに入るのも中々気持ちが向かないので、まずは散歩から始めてみようかな。

 よく結婚式で人生を坂に例える方がおられますが、確かに上りもあれば下りもあるわけで、要領のいい方は、いろんな事を省けるけど、逆にその無駄な時間で何かを得る人もいるかもしれない。何でも上手くできちゃう人は、努力してもできない人の気持ちが分からないかもしれない。何が言いたいかというと、いい例は挙げれませんでしたが、人生の様々な要素の総量って実は同じなんじゃないのかなぁと思ったのです。

 

 硬いものは柔らかくないように、どっちかに寄れば、その反対側を手に入れる事はできないので、トータルみんな同じかなと考えておりました。当たり前なんですが、坂の登り降りをしながらスタート地点に帰ってきたら、上りと下りを繰り返して同じ高さへ戻ったので。

こういう川のある街も素敵ですね。散歩を日課にしても続きそう。

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