エッセイ 生活

【上手な無理の仕方】無理していると思わずに頑張る方法とは!?

2020年3月25日

日常生活でも、人生の山場でも、無理をしなくてはいけない時ってありますよね。

その人には無理でも、この人には無理じゃないといった違いがあるかもしれませんが、自分の容量を超えなくてはならないことが、無理に繋がると思います。

 

無理とは?

「無理」という言葉を調べてみると

  • 物事の筋道が立たず道理に合わないこと。
    「無理を言われても困る」
    「怒るのも無理はない」
    「無理な言いがかり」
  • 実現するのがむずかしいこと。
    行いにくいこと。
    「無理を承知で、引き受ける」
    「無理な要求をする」
  • しいて行うこと。
    押しきってすること。
    「もう無理がきかない」
    「無理に詰め込む」
    「あまり無理するなよ」

という意味があります。

 

無理を使った熟語・慣用句


無理を使った熟語や慣用句もたくさんあります。

無理往生
無理圧状
無理算段
無理難題
無理非道
無理無体
無理押し
無理矢理
無理からぬ
無理関数
無理酒
無理強い
無理数
無理もない
無理が通れば通りが引っ込む

等々

ほとんど使わないないようなものまで、けっこうあります。

 

無理は否定の意味?

どれも意味的には、強引で否定的な感じですし、そうじゃないものは、「無理」自体を、否定することによって、当たり前であるといった意味に変換しています。

「無理」自体の意味は、日常でしょっちゅう使うのに、四字熟語や慣用句になってくると、途端に使用する言葉が減りますね。

この中で使ってるといったら、「無理矢理」や「無理強い」とか「無理もない」くらいじゃないでしょうか。

他には、相手に何か依頼するときに、「ご無理言いますが、よろしくお願いします」ってよく使うし、「無理しないでね」ってよく言ってると思います。

無理という字からしても「理が無い」のだから、きっと正しいことが行われない様子なんでしょう。

 

無理という言葉

こういう言葉の解説って、意味が分からなくて国語辞典を調べていると、言い回しが変わって説明され、そっちの意味を調べていたら、一周して元の単語に戻ってくることってよくありますね。

そう思うと言葉を覚えるのって、かなり大変です。

幼少時に言語を覚えていく取っかかりがあるから、それを元にして知らない言葉の意味が、広がっていくのだと思います。

それが、何もない状態からだと、名詞以外の言葉って覚えるのが難しそうです。

外国語を学ぶときも、母国のベースがないと困難でしょうし。

無理って言葉も当たり前になってますが、不可能、できないって概念を、無理と表現するのも面白い。

英語でも「impossible」って可能を否定してますから、人間の考える言語って、根底は共通していないと表せなくて通じないのだろう。

 

無理を肯定的に使う

言葉の話は、その道のプロや学者さんに任せるとして、自分の中の無理を考えてみました。

自分の無理はやっぱり、無理して何かに取り組むことです。

これは、皆さんも同じだと思います。

これまで無理をして来た経験を、皆さんがお持ちだと思いますが、無理をする状況っていつでしょう?

  • 目標を乗り越えるとき。
  • 仕事が大変なとき。
  • 人間関係が合わないとき。

様々です。

言葉の意味から、無理を「できません」と使いがちですが、反対に無理だからこそ、「できる」に方向性を向けるべきです。

無理の方向を外に向けると否定的になりますが、方向を内側に向けて、自分に無理させれば、結果を肯定に向けることができます。

 

無理を無理と思わないモチベーション

無理して頑張っても、能力の差を超えられない時はある。

 

「頑張る」と「無理をする」はかなり違いますが、自分のモチベーションが高い時って、無理している感覚がないですよね。

勉強にしても運動にしても、やらなくてはいけない時には、やっておいた方が自分の人生で自信にも繋がるし、達成感を覚えることで、やり切る習慣が身につき、やり切る意欲が湧いてきます。

反面、意欲的に頑張っていても、体や心を壊しては、無理をしていた事になる。

頑張ってもできなかったって結果は、将来にわたって自分を卑屈にさせるかもしれない。

無理は、けっこうな諸刃の剣にもなりかねません。

 

適切に無理を使いたい

そうは言っても、本音は気楽なことばかりして過ごしたい。

 

努力では限界があるのも事実ですが、無理する場面を見極めるためにも、やるべき時はやっておかないと、今後の判断を誤ります。

よく頑張らない生き方とか、落ち込んでいるときに助けてくれる言葉があるけども、その時はたいへんありがたい。

だけど、無理をしなくてはいけないときは、やっぱり無理をしないといけないのだと思うのです。

24時間365日やっていては、とてもじゃないけど保ちません。

要は、無理をする場面を的確に判断して、やるべき時にい、やるべき場所だけに、労力と時間を注ぐのが正解です。

その局面が、自分に取って重要ならば、1日であろうと、1ヶ月であろうと、1年であろうと、無理をする必要がある。

でも、上手に無理と付わなくてはいけません。

無理してばかりでは、つまらないですから。

ストイックな自分に、酔ってるのも悪くはありません。

でも、本当に楽しくて、幸せなことに向かうための無理ならば、ガンガンしていきたいと思います。

 

まとめ:正しい無理は、成長となる

 

自分の範疇を少しだけ超えて取り組めば、自分にできることが、どんどん増えて、大きくなって来ます。

いきなり自分の器は広がらないので、少しずつ壊れないように、伸ばしてあげなくてはいけません。

それが無理しなくっちゃって、かたくなにやってると、柔軟性がないからこころも折れたり割れたりしてしまう。

やさしく強いしなやかなこころを、自分に向けてあげることができれば、行きたい所へは行けるかな。

物理的な無理は超えられませんが、精神的な無理なら超えられる気がします。

言葉は矛盾していますけどね。

さて、今日も自分のできる、できないを把握して、気楽な範囲の無理から取り組んで行きましょう!

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